February 26, 2017

HAJIKIと書いてピストルとさけぶ(これもほぼ私信)


 歌と演奏は当然イイネ!なんだけど、ぐうの音も出なかったのは「俺のロックはピストルだ」という日活アクション精神が根ざした様なアナクロで在る事の「狂暴性」でした。
 ロックの定義なんて朝御飯のオカズがどうあるべきかと同じ事で人によって様々だから定義が正しいかの議論はどうでもいい事なんだけど、その対象「ロック」「朝御飯」にその人が人生をどの様に照らしているかを知る上では興味深い事だと思います。
 カッコ良かったんだよね。身もフタもなく。
 この「身もフタもなさ」にある「隙」がペーソスでありイジられドコロであったし、それを許して毅然とした態度をとっている事が紳士として皆が愛していた由縁でもあったんでしょう。
 残した作品のよさは裏で糸を引いていた者のセンスとか力が大きかった事は知る人であれば言わずもがなで語る人もないでしょうが、遊ばれていたのか遊ばせていたのか、彼らの友情へのやっかみ半分で酒の肴にさせてもらいましょう。
 ワタシももっと一緒に遊びたかった。
 「まだ一度もウチのスタジオに来て貰ってないじゃない!」結構マジに怒られたっけ。当然その後行きましたよ。嬉しかった。怒られて。
 そう言えば、多分ご本人忘れちゃってるかもしれないけど、その昔ワタシに「いつか一緒にやりたいから聴いておいて」と曲を送付された事があった。何だと思う?アリス・クーパー「Is it my body」
 それ唄うのはワタシなんかよりも似合ってる古いお友達のIさんがいるでしょうとハナシ半分にしてしまっていたんだけど、演っておけばよかったか。何しろ古いハナシなので行き掛かりとか忘れちゃったけど、アリス・クーパーってのが印象的だった。
 R.I.P. shunsukyさん
 向こうでくにっちとボンゾのハナシで盛り上がっているかな。

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January 10, 2017

告知 侍黒伍1月15日上野広小路

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 新年早々告知申し訳ない。でもつい昨日までどこでやるかも分かってなかったなかったワタシです。しかもバンドメンバーは新宿イカセンターの事ばっかりをFBで話題にしてて、あれも確かに心に残るアレでしたがきちんと告知をします。
 1月15日(日)
 御徒町 JAM SESSION
 http://jamsession.jp/
 OPEN 18:30 START 19:00
ワタシのバンド侍黒伍(SAMURAI BLACK FIVE)は19時50分から登場。

 ひとこと言っておくと12月にやったときと同じセットでありますが、見逃した東京方面の方是非にご来場宜しくお願いします。

 イカ肝のルイベは本当にヤヴァイね。自分を見失うくらいに日本酒いっちゃうっし・・・カンケーないけど。

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March 04, 2013

鎖無用のジャンゴ

708902174 多分もう説明のいらない新作タンティーノ映画。
 この作品を観る前から面白いなと思っていたのは、前作のイングロリアル・バスターズでユダヤ人を狩っているナチス親衛隊大佐役だったクリストフ・ヴァルツが今作では奴隷制度に物申すような役をやっていて、再びアカデミー助演男優賞を取っていること。タラちゃんも色々と気を使ってバランス取ってるのかなぁって。
 観ていて気持ちが上がるのはアクションシーンよりも前半のクリストフ・ヴァルツの歯切れ良さ。そして感じ入るのは奴隷制度の描かれ方でしたね。
 マカロニ・ウエスタンというと、主人公が後半になって絶体絶命か再起不能に近い状態に追い込まれてボロボロの状態になりつつちょっとした工夫でなんとか敵に勝つというパターンが王道で、たとえば荒野の用心棒ならポンチョの下に厚い鉄板の前掛けを隠して相手の銃撃に耐えるとか、続荒野の用心棒なら指を潰されて銃を撃てなくなった主人公がトリガーカバーを外してトリガーを物に押し当てて撃つとか(しかも押し当てるものは墓地の十字架だったな、たしか)が納得の見ごたえを生んでいたのですが、本作は主人公は追い詰められつつも最後の戦いは余裕のよっちゃんだったのがちょっとカタルシスに欠けたかなぁ。

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October 22, 2012

ご当地キャラカードをコンプリート

Photo
 知らない人は全く知らない森永ハイソフトのオマケ「ご当地キャラカード」をコンプリートって、どうでもいいねたですが、ちょっとうれしかったもので。
 ユルキャラとか言われてますが、こうやってみるとデザインの傾向がイロイロあって面白いですね。圧倒的に多いのはアニメ系で中にひとが入れるキグルミ作成を前提としたものですが、イラスト(落書き?)系とか漫画系とか。
 かの有名なクマモンがいないのが残念ですが、ワタシの好みとしては「わくたまくん」ええですね。
 笑いを誘ったのは「ハッスル黄門」。絶句したのは「わかぱん」。
 「わかぱん」の胸にわかやまって書いてあるだけってのはいくらなんでも・・・


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June 24, 2012

大連裏通り

Dalian

 先月からずっと沈んでいるので生存証明ということで、昨年の写真をアップ。大連の裏通り。
 TC-1に古いフィルムを詰めて撮ったら、なんか幻想的な街角になったな。
 以下、ふと思い出す大連の雑感。
 ・空気が異様に悪い。
 ・紙幣が触りたくないほど汚い。
 ・ネット環境は悪くないのにFACEBOOK、ツイッターは物凄くつながりにくい。
 ・クルマの運転が荒い。
 ・歩行者は信号を守らない。
 ・クルマがバンバン走る通りを渡るコツはゆっくり歩くこと。
 ・歩道があったらそこは駐車場がわり。
 ・高級ホテルの売店でもスーパーコピー、バイアグラを勧められる。
 ・露店で雑誌のようなものを沢山売っているのをみかけるが、多分全部映画DVDコピー。
 ・食べ物はとにかく安くてうまい。
 ・実は気さくな人が多い。
 ・物乞いに対して普通に小銭をあげる通りかかりの人々。

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January 01, 2012

明けましておめでとうございます 新年の1曲目はストーンズDANCE(PT.1)

Bari2011
 あめおめことよろ
 写真は某音楽集団の納会の写真。昨年のステージと呼べるものはコレ一個だけだったんで、今年はなんとか立ち上げたいなと。
 新しい年の初めはのんびりと家で過ごし、ステレオなんかで音楽流しちゃうんですが、新年最初にかけるのは、エモーショナル・レスキューのDANCE(PT.1)が気分。「なんか新しいことおっぱじめようぜ」というテーマが実にピッタリではないですか。
 そんな流れでストーンズだらだらと流していて、ステッキー・フィンガーズのSACDを改めてスピーカーで鳴らすとその臨場感に今更ながら感動。オーディオ・スピーカーっていいね。っていうかSACD凄いな。そうそう、そう言えば先ごろ出たサム・ガールズのスーパー・デラックス・エディションの話。
 サム・ガールズはリリース時に初めて自分で買ったストーンズのアルバムで、思い入れがあるんです。たぶん一番好きなアルバム。
 リマスター盤は既に出ていましたが、小狡い事に今回おまけ付で再び出すなんてアコギなマネしくさって。しかもオマケはたっぷりCD一枚分の未リリース音源。スーパー・デラックス・エディションは更にDVDが付いているというもの。興味のある人は食指が動きますよね。
 初めに結論を申し上げますと、マニア以外は買わなくていいんじゃないですかね。未リリースは所詮ボツ曲。DVDはPVとテキサスの映像で、これまた先日出たテキサス78で事足りるしね。
 ストーンズはサム・ガールズ、エモーショナル・レスキューの作成時セッションで沢山曲を作っていて、これがブートでもよく出回っていました。おまけ一曲目のクロディーヌなんかは出来がよかったし高音質のものが流出したときは驚いたものでしたが、よく聴くとフック(聴いてて「おぅ」って思う感情的なひっかかり)がいまひとつ。
 今回も(前回はメインストリートのならず者セッションの音源ね)そうした足りないフックの部分や、途中で投げ出してちゃんと演奏してなかった部分をオーバーダビングして作品化したのは偉いと思うけど、曲はバンドで何度も演奏して練り上げて良いフックを獲得するものだろうから(これ一昨年から昨年のワタシの実感)、今回の録音は付け焼刃感が否めない。 そうした中にあって安心して興味深く聴けたのはカバーのWE HAD ALL ITとシングルB面を獲得していたSO YOUNGかな。SO YOUNGは最後のピアノ・バージョンがいいな。
 そういうキースのバーラードであるWE HAD ALL ITもブートで聴いたときは感動したけど、今回のミキシングでいじってあっるところが少しハナについて(もしかしたらミックがハープ入れなおしたか?)期待したわりには・・という感想。そうは言ってもキースファンならWE HAD ALL ITが正規盤で聴けるのはありがたいこと。未聴の方は聴いてみるべきかもしれません。
 新年から辛いコメントでしたが、サム・ガールズは今月またSACDでも出ちゃうんですわ。ワタシバカだからこれも買っちゃうでしょうね。今日聴いたステッキーの音があまりにも素敵だったから。

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October 09, 2011

大連に来ています

Dalian

 仕事で大連に来ています。
 飛行機で3時間程度でアッサリ着きましたが、この地は何か子供の頃に見た上野の街に近い懐かしい印象でした。
 でもね、道路のクルマは無法地帯だし排ガスか何かで空気は良くないなぁ。来て暫くは咳き込んでおりました。
 食べ物は総じて美味しいと思いますね。会う人はみんな親切だったし。百貨店やスタバのあるような一画の若者たちはほとんど日本と変わらないですね。
 初めての街はとても刺激的。自分の中にも思うところが色々出てきますね。
 ちょっと時間を見つけては写真だのなんだのをアップしていきたいと思います。

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August 21, 2011

未読の本が積み重なっていく(近況)

Monoomoubari 驚いたことにワタシの手帳カレンダーの今年7月は、ひとつの書き込みもされていなかった。仕事ですら毎月あれやこれやの書き込みが必要だったのに、今年の7月はまるっきりである。
 さもありなん。休みすら返上して机上でゴリゴリ進める仕事に従事していたからで、もとより短期間でヘヴィーな案件あり困っているとのコトに「うーし、ひと肌脱ぎましょう」なんて感じで引き受けたものなので、悲壮感というよりはドヤ顔での武勇伝みたいなノリで、語るも恥ずかしく話はココまでなのですが、しっかし他になーんもしてなかったのですねと。
 8月の声を聞き、すこーし余裕が出てきたのでナンヤカヤと動き始めておりますが、時間が出来たらゆっくり読もうなんて思って買った本が積み上がっている次第。
 最近は「傷だらけの天使」のヴィデオとか引っ張り出して観たりとか。あれって今みるとなかなか複雑なストーリー展開と省略が絶妙で、子供の頃に見ていても理解出来なかったろうなと思うことしきり。でね、毎回オッパイがいっぱい出てきて今のTV事情とは違って緩かったんだなぁと感銘を受ける一方で、多分、男の子の憧れとしてショーケンのかっこよさとオッパイがあったんだろうなとしみじみ。


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March 26, 2011

机の中から発見されたお宝とは?

Pekokeshi_1

 なんだ?この小汚ねぇ人形は?と思ってよく見ると、たぶんペコちゃんだよなぁ。コケシになってるのか。不二家の何かオマケだったんだな。多分手書きの絵だよな。そんなオマケつけてたのかな?なんて調べてみたら、オークションでちょっとした値がついていたので少し驚き。だって3センチくらいの大きさだよ。値段みちゃうと、やっぱり昔のものは素朴でいいよねぇなんて感想変わっちゃったりして。
 


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March 19, 2011

卒業

 今大きな声で言いたいことはツイッターとかで友人達みんなが言っていることなのでもうワタシが言及するまでもない。ここでは小声で、こんな事を感じたってことをメモしておきます。メモは結局自分のためなんだけど。

 3月18日はその前の日の東京大規模停電の予告のパート2みたいなノリで、16時には退社するようにと勧告が出た。停電するから帰りなさいじゃなくて、業務を早く終わらせることで節電になるという主旨だったと理解し、焦ることもなく良い加減のところで切り上げて帰るかという気持ちで受け入れた。
 前の日17日にはそのいきなりの予告で17時過ぎにJR駅は人であふれ返り、エライ騒ぎに閉口したので、やっておきたい仕事もあったから18日はみんなが帰っちゃったあともしばらくディスク仕事をしていて、とっぷりと日が暮れた頃に家路についた。
 最寄の駅について改札を出ると、なにやら中学生か高校生くらいの明らかに子供っぽい子たちがたむろしている。七夕とかそういう大規模なお祭りでよく見かける光景だ。卒業式のあとのよからぬ企みで集まったのか。そういう経験が自分にもあるのでわかる。何をするでもなく、何かから開放された自由な気持ちを仲間達と確かめ合っている光景。「俺達は何処だっていけるし何だって出来る」そういうことに気がつく年代なのだろう。そしてまだ見たことのないもの知らないことが沢山あるから、一刻も早くそれらに触れたいのだ。そんなことを思いつつ、それにしてもこんなところでたむろすることもあるまいに邪魔だなぁと脇を通りすぎる。
 駅舎を出ると、家までのバスがロータリーの向こう側に停まっているのがわかった。今は平日でも休日運行時間なので、これを逃すとかなり待たされる可能性があるから、少し小走りで停留所へ向かった。
 走り出してすぐにロータリーに違和感を感じた。よくよく見ると駅前の全ての灯りが消えている。計画停電だったのだ。仕事場を出る時に家に電話したときは「まだ停電してない」と聞いていたので「今日は見送りか」と思っていたのが油断である。足元も真っ暗になる駅前は走りづらいことこの上なかったが、なんとか発車寸前のバスに間に合った。
 ひとつも灯りのない街中を走るバスに揺られいると、異次元に来たような気持ちになる。電気の灯りが生活感だと感じていたから、それがない街はただの作り物にしか思えなくて「まるでジャングルクルーズに乗っかっている」そんな気持ちだ。人の気配といえば、他に道路を走っているクルマだろう。
 気がつくと信号だって消えている事実だってある。それでもバスは、ときに交差点の他のクルマにゆずり、又ゆずられて走ってゆく。信号という規則があてに出来ない状況の中で、安全に走る術はマナーなのだと合点する。
 家の近くの停留所に着いた。駅前で走るのに難儀したので、家まで歩くのにこれまた気を使わなければならないのかな?と思いつつ降りると、何ということはなく夜空に皓々とした満月でなんの不足もない。駅前はビルに覆われて月明かりが地面まで届いてなかったのだろう。
 停留所には人影があり、バスをあとから降りてきた少女を停留所まで迎えにきていたその子のお母さんだとわかる。「わぁ、満月って明るいんだね」と少女がいうと「昔のひとはこの明かりで暮らしてきたのよ」みたいなことを話している。月明かりにだけ照らされている街が愛おしく思えてくる。
 さて玄関についたとたんにパチンと指を鳴らしたような音がして町中の灯りが戻った。家人は「全く運の良い奴だ」とワタシに言ったけど、テレビをつけても情報とも呼びがたい分かりきったどうでもよい事象が垂れ流されるばかりで、つまらないから消した。夜道を歩いている方がよっぽどワクワクする。そうしてふと、駅から家にたどり着くまでの自分の気持ちは多分、あの駅にたむろしていた少年達が確かめ合っていたものに近いんじゃないかと思った。
 3.11、日本人はその前と後で変わるだろうか?

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