November 26, 2005

「思い出し吃驚」

 いやさ、思い出し笑いってあるじゃないですか。ワタシは結構クスクスやるんですが。
 思い出し泣きとか、思い出して怒り出したりとか、まー、いーかげんにしてほしいんですけど、そんな人もみかけます。
 しかし、「思い出し驚き」みたいなのはないねぇ。驚くっていうのは、想像を絶した時になるものだからねぇ。
 思い出してるってことは、想像するよりなにより、経験になってるものだから、思い出してあらためてドッキリするなんてこと、なかなか出来そうにない。
 でもワタシはバカだから、一生懸命やってみたんですけど、ちょっと出来た気がしたんです。心臓がドキーッて。


 多分、不整脈だと思います・・・。来月、人間ドックに行くんですけど、そん時に出たら、色々めんどくせーんだろうなぁ。子供の頃から、たまに引っかかってたんだよ。

 ハナシは逸れて行きますが、バリウムの副作用が騒がれ始めましたね。
バリウム製剤に副作用情報、過敏症に使用禁止 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
来月のドックでは、飲まされるんだろうか?
 あれってさ、バリウムを飲むこと自体はつらくないんだよなぁ。炭酸飲まされて、ゲップするなってのが、つらいんだよ。

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July 01, 2005

身体は正直

 まずはリンクから。

危険な正露丸の服用

 こういう話はずっと前からあって、ワタシが中学生の頃にはすでに、学校の保健室でも置かなくなっていたなぁ。
 ま、だからといって、こういったクスリを排除しましょうとか、そういう考えは持っていません。ワタシは。
 痛いのなくしたいなら、ちょっとはいいんじゃないの?くらいな気持ち。

 でも、最近になって思うのは、結局、よくある身体の変調は、自分の身体自身が直そうとしている現象であって、身体を直すのは、自分自身であるんだということです。
 咳だって、気管にある異物を出そうとする現象だし、悪いもの喰って下痢しているのは、悪いものを身体から出そうと言う現象でしょ。ま、胃腸が弱っている場合もあるけど。

 クスリは、結局、痛みの緩和にはなってるけど、身体自体を直してはくれないんだよね。それより、栄養を摂って、ゆっくり休む。それが一番なんだよね。

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January 20, 2005

ヴォイステクニックの真実(加瀬 玲子)

voicetc ずっと前に書いた「気攻とヨガ」という記事でも書いていたが、常々、発声というのは喉ではなくて横隔膜を鍛えるものだと思っている。
 ボイス・トレーニングの本を紹介するのは、なんだか自分の手の内を晒すようで、躊躇しつつも、あまりにも決定版を見つけてしまったので、多くの人に知って欲しくもあり、載せることにした。「ヴォイステクニックの真実」がそれである。

 これを見ると、やっぱりワタシが朧にも思っていたことは間違いなかったと、確信できた。この本(著者)の凄いところは、解剖学的な見地からも、発声のメカニズムを解説し理解させてくれるところにあります。
 しかし、「外腹斜筋を使います」なんて言われても、どうすればその筋肉が動かせるのか、すぐに見当が付かないわけで、「こんなイメージで息を吐くと、身体のこの部分が膨らむ。その膨らんだ部分がこの筋肉だ・・」というような、実際に自分で確かめながら理解出来る、図がふんだんにある解説で、大変分かりやすいです。
 ステージで上手く声が通らなくなるのは、この部分の筋肉が緊張して凝っているからで、このようなマッサージ・ストレッチをすればよい・・等の実践があり、これも大変便利。
 この先生は、中国整体師でもあり、なるほどと思いました。こういうエクササイズを続ければ、健康にも良さそう。ダイエットにも効くのでは?と思ったのですが、クラシックを始めとして、声を生業にしている人が皆痩せているというわけでは絶対ないので、それは無いよな・・・。

 この本についてひとつケチをつけるなら、本のデザインがA5横で、手に持って読むには大変持ちづらくめくりづらいということでしょうか。
 どうにかなんなかったのかな?と思って読んでいたのですが、この形であることで、たとえばストレッチのやり方の図のページを開いたままでも、本が閉じないという工夫があったのです。本を置いて見ながら実践出来るわけですね。謎が解けると、どこまでも読む人のことを考えたスタンスに、アタマが下がる思いです。
 1500円は安い!ステージに立つ人は必携じゃないですか?

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October 05, 2004

人体の不思議展

 先日、国際フォーラムで開催している人体の不思議展を見てきました。リンク先のページに載っている写真だけを見ても、その凄さが分かると思います。とにかく人気の展覧会だし、休みの日に行ったので、凄い混み様で、中々ゆっくり見ることは難しかったのですが、じっくりこの眼に刻み込んできましたよ。
 人体模型ではなく、本当に生きていた人の、生前からの意志に基づく献体によって、プラストミック標本となったものの展示です。キレイです。「よく出来ているなぁ」という感嘆は、模型ではなく、生命そのものに向けられるものです。でも、まず感心してしまうのは、このプラストミックという加工の凄さなんですけどね。
 生命の凄さとかに触れるというよりも、お寺に行って宗教観を感じるより美術品として仏像を愛でるみたいなノリで、人体の精巧さを感嘆しようと入ったワケですが、やはりこの標本があまりにキレイなので、本当に作り物の世界に思えてしまいましたね。それと、もの凄く思ったのは、「焼いたら旨そうだ・・」。不謹慎ですか?展示されている方々は生きていたんですからね・・。
 しかし人間の探究心も負けていないもので、身体を輪切りにするわ、縦にバラバラにしてみるわ、皮膚をひっぺがして尚且つ内臓丸出しにして、アーチェリーを引いた格好にさせてみるわ。極めつけは、右手に自分の肝臓、左手に腸を乗せて立っている標本でしたね。見ている他のお客も、「うわぁ」と言っておりました。
 標本は触ってはいけないのですが、最後に触れるコーナーがあって、さわってみました。男の人が皮膚を剥かれて、縦に真ん中から真っ二つになっている標本でした。すごく柔らかかったらオッカナかったのですが、想像どおり、硬かったです。そらそーだ、硬くないと標本として保存が難しいもん。でも内臓とか横から押したら、繋がっている他の臓器とかもグラグラ動いて、模型とは違う・・って感覚がありありでした。
 もうひとつ、脳を手に持たせてくれるというコーナーがあって(大体オトナの脳で1.4Kgだという)、これはとても人が並んでいたのと、持たせてくれる係の人と、なんという会話をしていいのか困ったので、横から見て居ただけでしたが、まるで茶会で高級な茶椀を扱い、手渡ししているような振る舞いに、少し失笑しながらも、自分でもあのように振舞うであろうと確信したのでした。やっぱり生命・人間の尊厳は重いのですよ。
 出口のところにお土産コーナーがあって、展示されていた標本のポスト・カード(なんと浅井慎平風だった・・そんなの何の前触れもなく送られたら吃驚するよ)とか、ゴム製の標本のキーホルダーなぞを売っていましたが、これまた好事家のワタシでも食指は動きませんでした。
 そんな興味本位のワタシでありましたが、医学を志す人には、とても勉強になる展示会でしょう。
 もう何年も前から色々なところで行われている展示会で、相当前に見たという友人もいたのですが、話をすると、規模が年々大きくなっているようで、数年前に見た方でも見る価値アリかも知れません。

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July 16, 2004

人間ドック

himawari 年に一度の人間ドックに行く。リストバンド形式になっているロッカーの鍵をどうやって手に巻いていいのか、最後までわからなかった・・もしかして、俺のは壊れていたのだろうか?楽しみにしていた、終わった後のサウナと水風呂だったが、なんとサウナはあったが、水風呂がなかった・・昼飯は草ばっかりで味気ないし・・で、もうひとつピリッと来ない一日でありましたが、昨年から危ぶまれていた体脂肪率と、肥満度は正常にもどしたぜぇ!体重的には大きく痩せてはいないんだけどね、やっぱりツルのポーズが効いたかぁ。
 それ以外も万全、健康そのものだ。これだけ健康だと、なんだか少し恥ずかしいぞ・・。

ROLLEI 35S KODAK HD400 HIRATUKAにて -

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May 28, 2004

久しぶりに

久しぶりに、朝まで飲んでしまいました
今日は休みます。031116_1359001.jpg

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May 08, 2004

8万文字の絵(日比野克彦)

8manji.jpg 日比野克彦という人を最初に認識したのは、段ボールアートの時だから、初期の頃からということになりますが、圧倒的に気になりだしたのは、94年に平塚市美術館にての展覧会を観てからです。
 この展覧会は街を上げてのプロジェクトで(確かこのときだったと記憶している)、酒屋のトラックにペイントしたり、民家を装飾したりと、街全体を会場にするという、かなりプログレッシブな展開をして、正直、ワタシは感動したものでした。
 この本は、よく行く本屋でたまたま見つけたんですが、少し手に取ってみて、よくいるアーティストにありがちのスピリチュアルに走った難解な文章と違って、いたって論理的にかつユーモアを交えて読みやすく、アートを語っているという点で、購入に至りました。さすが芸大の助教授です。
 随筆集とも違う、書き下ろしのアート論と位置づければよいでしょうか?ワークショップのテキストという感じの本ですね。実践に向くというか。ワタシにとって目からウロコの論理があって、とても勉強になりました。
 個人の無意識の中の美意識があるんだ、というところから話が展開していくのですが、この「無意識の中の美意識は、言葉を覚える前に(言葉で表現できない)体で覚えたものである」よって「言葉=脳で考えたものと、身体(触覚等)で感じられるものがシンクロしないと、その人の本当の表現にはならない」という論点(注:括弧内はワタシの要約です)には、とても感銘を覚え、これはコンテンポラリー・アートのみならず、全ての芸術にあてはまるものだなぁと、思いました。
 これは、絵画とか彫塑を例にとって説明されています。頭で考えて「こういう形を作ろうと思っても、実際に手で作成しているうちに変更が入ってくる。これは身体が持っている美意識が、頭で考えたものに対して、修正を加えているということであり、あるべき所作である」という内容は、音楽にも同じことが言えるなぁと思ったわけであります。
 これは、ワタシの経験から申しますと、頭で考えたものが詩となり、身体から出てくるものがビートということになると思います。
 詩が先にあって曲を作る場合、文章を書いたものがそのまま歌詞にあることはありえません。歌ってみて言葉は練磨され、気持ちのよいビート感を得るために、更によい言葉・語句に置き換えられ、しまいには当初の意味と異なった詩になることさえあります。こういった作業を経て、はじめて自分の歌が出来上がっているのです。
 この本を読んで、前に紹介した笹川美和という人の詩は、今の例とは逆に、頭脳ではなく身体の無意識から出ている言葉(音)なのかな?と、おぼろに感じました。なんだか体に滲みるんですよ。あの人の歌って。

 まだまだ本を読んだばかりで、とりとめがなくなりそうなので、今日はこの辺にしておきますが、今後もあとをひくものでありましょう。

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May 03, 2004

気攻とヨガ

 学生時代に劇団員から教わった発声練習・呼吸法を続けている。
 そんなにつらいものでもなく、早い話が腹式呼吸なのだが、これが健康にも良いらしい。
kokou.jpg ワタシの大好きで、いまだに繰り返して読む冒険小説、景山民夫の「虎口からの脱出」(でもワタシにしてみれば、これが彼の処女作にして最高傑作で、以降これを超えるものは書けてなかったなぁ・・直木賞取ったやつも、もうひとつだったし)の初めのシーンで、主人公が太極拳だか気功法の深呼吸を行っているシーンがあって、これが教わった劇団の発声練習にそっくりだったんだよね。発声は気功に通じるっていうのか。健康に良いのもわかる気がする。要するに、横隔膜を鍛える運動なんだと思います。これをやることで、内蔵脂肪も付き難くなるとのことで、ダイエットにも効果的らしい。
 ま、人にも薦められる健康法だと思って此処に書いているのですが、これを続けていたにも関わらず、去年の秋口から続いた夜勤のストレスからか、人生で最大級の体重になってきて、昼勤の時に着ていたスーツが入らなくなっちゃったのが死活問題なんですよぉ。間食が多くなって運動量が減っているという直接原因もありましょうが、何か簡単に運動したことになんねぇかなと、インタネで見つけた「つるのポーズ」を始めたワタシだ。
 片足で3分立つっていうヨガのポーズなのかな?これは確かに簡単なんだけど、やってみたら辛いわぁ。スゴい効きそー。体重は適正に落ちるんだけど、胸は大きくなるんだって。
 少なくても数ヶ月は続けてみようかと思います。別に俺は、オッパイ大きくならなくたっていいけどね。

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