天才 青山二郎の眼力 (白洲 信哉)
青山二郎というヒトがどんな肩書きを持つ人かというのは、大変言い表しにくい。作家でもないし、評論家とでも呼べばよいのか?本の装丁もやったりしているが、どうやらそれも趣味の領域で、例えば昨今はPCの普及でお手軽になってしまったが、自分でお気に入りの自作CDジャケットを凝った風に作っているのと変わりない延長線上だと思う。思えば魯山人も得体の知れないヒトだった。
カラー写真満載の本で、ワタシはコレに載っている骨董品が眺めたくて手に取った。骨董はこのヒト以前は茶道具が中心だったようだが、蕎麦猪口のような生活品も価値の対象となっていったという。
表紙の写真の目が凄いですね。まさしく眼力を持っている目。中身の茶碗や壷の写真もしみじみ素晴らしい。
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