ボヘミアンで立ち止まってないでコレを観て欲しいわぁ アリー/スター誕生
ボヘミアン・ラプソディーが日本で大ヒットを飛ばしている中、比較的地味目に公開されたと思うのはワタシだけでしょうか?「アリー/スター誕生」。
まぁボヘミアンも良かったけど、コレ、ロックとか好きなミュージシャンならとても観てほしい、ガガ様とブラッドリー・クーパーの渾身の映画でした。
ブラッドリー・クーパーはこの映画のためにやったことのない歌とギターを練習したとか、ホントだろうか?ライブシーンとかのカッコよさ。ギターの音も痺れるねぇ。
すでにボロボロの生活になっているロックスターのジャクソン(ブラッドリー)が場末のクラブで歌うアリー(ガガ様)を見て感動のあまり泣いてしまうシーンで心を鷲掴みされ、大観衆のステージに無理やりひっぱりあげられてビビリ驚きつつもスイッチが入っていくアリーのシーンではしゃっくり上げるほど号泣してしまったワタシです。
「スター誕生」という映画はこれまでも何度かリメイクされて来たもので、大スターである男が売れない女の子を見出して恋愛となり、女の子は頭角を現して逆に男の方が落ちぶれていくというスターの悲恋のド定番ですが、男が嫉妬して落ちていくとかそういう紋切り型のストーリーではない深さを感じました。
「魂の底まで掘りつめた曲を書かないと続かないぞ」と言うジャクソンは、アリーが売れていくにつれてキャッチーなだけのチャラいキャクターとなっていくのを残念に思う反面、それでも売れていって欲しいという葛藤があったというのがワタシの見立てです。最後の最後でアリーはジャクソンの本当に気が付きそこで本物のスターが誕生したのでしょう。
映画のために作られた書下ろし曲はメロディーラインがガガ節炸裂でちょっとニヤリ。演技も泣けるわぁ。
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