ポップコーンをほおばって フランス映画ならぬシネマ歌舞伎
近頃のシネコンはミュージシャンのライブや演芸の中継放映をしたりと色々手を広げておりますが、歌舞伎の映像も掛けるようになったんですね。
どんなものかと気になっていたのですが、ちょうど入門編みたいな演目が公開されたので足を運びました。
いまどきシネコンで歌舞伎を観る好事家なんてワタシくらいかと思っていたら結構な入りで、なかなか捨てたもんじゃないぞ。
「棒しばり」と「喜撰」は坂東三津五郎をフューチャーした踊りを中心とした演目で度胆を抜くようなケレンなどありませんがコミカルな内容。「棒しばり」の勘三郎とのコンビネーションも、よくぞ映像として残してくれたと。
興味がある人はこの「棒しばり」だけでも観てみてほしい。勘三郎の身のこなしだけでも震えがきます。
目を引く演目とかは実際の歌舞伎座や新橋演舞場のチケットなんてなかなか取れないので、シネマ歌舞伎おおいにアリですね。特に勘三郎、三津五郎は映像でしかもう観れないしねえ。つくづく惜しい人を失くしましたと今更ながら。
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