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January 07, 2015

北斎のタッチとメビウスのタッチって何か通じるところがあるね

Hokusaimisimagoe
 去年の暮に衝動買いした北斎の木版画。
 この絵を一見して、山や雲の表情にぐっと来たワケなんですが、遠い過去の人の描いたものとすぐ思えなかったんです。
 北斎といえば富嶽三十六景とかがすぐ頭に浮かびますが、所謂シンボル化されたあの富士山のイメージや江戸時代を匂わす景観が排除されると、もうちょっとオサレな感じ、例えばバンド・デシネのメビウスみたいな印象だと思いませんか?と。
 ヨーロッパの絵画史でも浮世絵の影響というのはよく語られており、そこで語られる技法などから「なるほどね」と判ったようでいながら、どうしても「江戸の風俗」というモチーフが持つ意味をワタシ達は当時の木版画に求めているところがあって、絵そのものを味わうのではなく江戸を意味するモチーフを味わっているきらいがあったなと気が付いたわけです。
 別に絵の味わい方なんて人それぞれでよいのですが、なにか目からウロコが取れて新しい見方が出来るようになったのを記念して購入。版画なのでそんなにお高いものではありませんことよ。

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