« ちょっと前ですが木梨憲武展に行った感想など | Main | スポーツ大佐のテーマがNHKで流れるのってスゴイよねぇ »

July 28, 2014

ゴジラ 怪獣でも子供をとられたらそりゃ怒るよな

Godzilla2014 はい。観ましたとも。ゴジラ。圧巻じゃないですか。
 オープニングクレジットから導入の流れは的確でかつ美しく「これは凄い映画だぞ」という予感を伺わせそれを裏切りませんでした。
 基本、ストーリーやら何の情報もなしに観た方が楽しめると思います。
と言いつつネタバレ覚悟で思った事をいくつか。
 これをみて痛烈に思ったのは日本へのリスペクトがハンパないということ。ゴジラの由来から何から。日本のシーンも富士山や庭園が象徴的に背景を飾りますがこれまでのハリウッド映画にみられる文化的な勘違いはあまりみられなかったなと。そしてゴジラの造形。ゴリラとクジラの造語であるという意識、原爆雲のイメージ、ゴジラが象徴するものが日本オリジナルのものの意図を汲んでいる。
 それとね。どうしても行き着いてしまうのが3.11以後だからこそこんな映画ができたんだろうなという思い。街の描写。
 なにしろ圧巻な映画だったので、なんか色々語ると陳腐になってしまいそうなのでそろそろやめますが、一個だけモヤモヤが残るのがオーラスでゴジラが英雄的な描かれ方をしてるように思われる点。日本をとても研究している監督だとは先ほど言ったリスペクトでも感じられましたが、英雄的な描き方についてはアメリカ人気質なのかクリスチャン的なものなのかを感じましたね。日本人のゴジラは抗えない自然への畏怖に近く、アメリカ人のGodzillaは「神」で信じれば救われるみたいな。

|

« ちょっと前ですが木梨憲武展に行った感想など | Main | スポーツ大佐のテーマがNHKで流れるのってスゴイよねぇ »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ゴジラ 怪獣でも子供をとられたらそりゃ怒るよな:

« ちょっと前ですが木梨憲武展に行った感想など | Main | スポーツ大佐のテーマがNHKで流れるのってスゴイよねぇ »