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July 30, 2014

スポーツ大佐のテーマがNHKで流れるのってスゴイよねぇ

Sports_taisa 毎週楽しみに見ているNHKのアニメ「団地ともお」でスポーツ大佐のテーマが放映され驚いた。調べてみたらCDリリースされているじゃありませんか。ついでにiTunes storeにもあったりしてこりゃ凄い。
 わからない人に説明しますと「団地ともお」という所謂サザエさん的なギャグソープオペラの中で、小学生の中で大人気なんだけど大人にはサッパリ理解出来ないマンガの象徴として描かれる劇中劇が「スポーツ大佐」です。
 スポーツ大佐は国籍不明のサイボーグで耳はギョウザ、左手は山芋、脳は牛スジに改造されていて、クマとカラスをお供に連れて自分の師匠を殺した組織と戦って旅をするというストーリー。
 なんともシュールな、こうして説明文を書いていても頭がおかしくなるような設定ですが、そういった劇中劇をそのままなんの説明もなく番組としてオープニングテーマソングまで作って放送する遊びを、NHKの土曜日の午前中でやっているのが愉快ですね。この時間て子供向きでしょ。元々原作も青年誌に連載されているものだし、ある程度大人じゃないと笑えないんじゃないのかなと思いつつ、いやいや本気で作らないと子供だって笑うもんかということですか。
 良質な番組だと思います。原作共々長く続いて欲しいですね。


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July 28, 2014

ゴジラ 怪獣でも子供をとられたらそりゃ怒るよな

Godzilla2014 はい。観ましたとも。ゴジラ。圧巻じゃないですか。
 オープニングクレジットから導入の流れは的確でかつ美しく「これは凄い映画だぞ」という予感を伺わせそれを裏切りませんでした。
 基本、ストーリーやら何の情報もなしに観た方が楽しめると思います。
と言いつつネタバレ覚悟で思った事をいくつか。
 これをみて痛烈に思ったのは日本へのリスペクトがハンパないということ。ゴジラの由来から何から。日本のシーンも富士山や庭園が象徴的に背景を飾りますがこれまでのハリウッド映画にみられる文化的な勘違いはあまりみられなかったなと。そしてゴジラの造形。ゴリラとクジラの造語であるという意識、原爆雲のイメージ、ゴジラが象徴するものが日本オリジナルのものの意図を汲んでいる。
 それとね。どうしても行き着いてしまうのが3.11以後だからこそこんな映画ができたんだろうなという思い。街の描写。
 なにしろ圧巻な映画だったので、なんか色々語ると陳腐になってしまいそうなのでそろそろやめますが、一個だけモヤモヤが残るのがオーラスでゴジラが英雄的な描かれ方をしてるように思われる点。日本をとても研究している監督だとは先ほど言ったリスペクトでも感じられましたが、英雄的な描き方についてはアメリカ人気質なのかクリスチャン的なものなのかを感じましたね。日本人のゴジラは抗えない自然への畏怖に近く、アメリカ人のGodzillaは「神」で信じれば救われるみたいな。

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July 21, 2014

ちょっと前ですが木梨憲武展に行った感想など

20140417132153 少し前になりますが上野で行われていた木梨憲武展を観てきました。
 この展覧会、ワタシはネットのニュースで知ったのですが、どこでどんな宣伝をしていたのか全く分かっていなかったにもかかわらず、子供からお年寄りまで世代を超えて大盛況でとても驚きました。ゴールデンタイムのテレビで宣伝してたのかな?
 だいたい美術展というと作家にもよりますが観に来る人の世代・客層ってどこか限定されるものがあるじゃないですか。それがみごとに垣根をぶち壊し、ファミリー向けとして認識されていることにまず驚いた次第です。
 そして圧倒的な作品の数は多分取りつかれたように描いたんだと思わせるものがあって本気度をうかがわせます。
 ノリタケとアートの出会いは番組の企画でやった岡本太郎のパロディーみたいなものから始まっているので最初は岡本太郎的な肌触りを持った作品が並びます。岡本太郎的とは何なのかを的確に捉えているのできちんと凄味を持っていて感心。そこから作風は印象派的な点描スタイルを経てジャクソン・ポロック風になっていったと思いきやバスキアも入ってきたりして縦横無尽、なんじゃこれは?と思いつつもそのセンスは心地良さがありました。こういった心地良さは多分、テーマが「人と人のつながり」というのが根底にあって「ほらコレってちょっと良いでしょ」って見せたい気持ちで作品を作っていることなんだと思います。アートって作者の心の闇が入るものなんですがそういうのを排除した感じ。
 で、こういうの観て思い出すのがバンクシーの映画「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP」だったりして。じゃあノリさんはミスター・ブレインウォッシュなのかと。
 あの映画でバンクシーはミスター・ブレインウォッシュをけちょんけちょんに言ってますが、それはバンクシーの描いたヤラセのネタバレを含めて、アートという名のもとで一儲け企む者に対しての批判だったワケです。ノリさんのこの展覧会は、まー少しはお金のにおいがしなくもないですが、決してセレブ向けではないファミリー向けのものだったわけでひいてはそれは何だったのかというと、アートという様式を使ったエンターティメントだったのだと思います。
 あまり美術館に行った事がないコが「これすごーい」「うわぁキレイ」とかね、素直に作品に向き合う場をファミリー向けに作ったのが凄いなぁ。
 そう木梨憲武は芸術家ではなくてエンターティナーなんだと思って会場に行くとその懐の深さに震撼しますね。


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