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May 04, 2014

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!渋谷のカフェっつったらBYGとかモボモガだよなスタバとかじゃなく

Nwes130917_worldend_flyer 「宇宙人ポール」にしてもそうだけど、サイモン・ペッグ×ニック・フロストの映画はいつだって期待度大で外れないと思ってるのですが、日本では単館上映ばっかりですねぇ。そんなもんで渋谷まで足を延ばして観てきましたぜ。
 以降、ギャグが主体の映画なんでストーリーのネタバレ恐れずにいきますね。
 主人公のゲイリー(サイモン・ペッグ)は青春時代に自分の街で仲間たちと12軒のパブを一晩でハシゴするという遊びを思いつきやってみるんだけど出来るわけはない。そりゃそうで1件で必ず1パイントのビールを飲み干さなきゃいけないから12軒で6リッターだし、若いからすぐにベロベロになっちゃってケンカは始まるわ目的忘れて女の子とどっかにしけ込んじゃうわになっちゃうだろうし。で後年、あん時は愉快だったねぇって若気の至りを懐かしむのが普通なんだけど、まっとうなオトナ社会からドロップアウトしたゲイリーは、もう一度あの12軒のハシゴをやり遂げることで自分は変わることができると思い立つワケです。
 コレ凄いですね。フツーはもう一度あんなバカやって愉快な気持ちになりたいっていうのが動機であって、12軒をやりとげるかどうかはどうでもいいはずなんです。でもゲイリーは愉快にハメを外しながらも完遂にこだわる。
 1軒目のファースト・ポストから12軒目のワールズ・エンドまで、1軒目2軒めはチェーン店していて全く同じ内装の店内とメニューに白ける仲間たち。どうも街の様子がおかしいと思っていたら市民たちは宇宙人によってロボットと交換されていて街ごと侵略されているということがわかる。宇宙人はゲイリーに「お互いウィンウィンだから」と抵抗をやめるように言ってくるし、巨大チェーン店へのあからさまな風刺が痛快だが、この映画の主題は正しく、「世界の終わり」を目指したどりついた世界の終わり以後ゲイリーは本当に開放されるというオチ。ものすごく練られた映画でした。
 さてどこから開放されてどんなふうになったのか気になる方はご覧になってみてはいかがか。

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