映画「ARGO」 面白かったな
評判良いとのことで観に行ってまいりました。面白かったです。アルゴ。
アルゴはイランの革命でアメリカ大使館が占拠された際、脱出した6名のアメリカ人を秘密裏に出国させる作戦のハナシで実話であります。サスペンス映画として正しく手に汗握る展開であると同時に、中東におけるそれまでのアメリカの政策であるとかハリウッドのいい加減さとかへの批判とかも綯交ぜに、画質を舞台となった時代である70年代風の荒れたものにしているドキュメンタリー感も感じられ、なかなか見ごたえのあるものでした。
で、ワタシが注目したのはそうした時代感での選曲で、ローリング・ストーンズ、ダイアーストレイツ、ヴァン・ヘイレンなどが使われて掛かるたんびに「オッ!」となりますが、なんとも心に残ったのはツェッペリンでしたな。
事実にあるように最後は無事救出でめでたしめでたし。批判の対象になっている政府やハリウッドにもこんな心意気があるんだなんてハッピーエンドで気持ち良く終わりますが、その実際どうしてイランの民衆がそんなに怒ったのかとか、蔭である種犠牲になった人がいることも忘れないようにしなければなりませんね。良く出来た映画だけに、そのあたりバランスを取ってもらうと満点なんですが。娯楽映画としては申し分ございません。
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