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March 21, 2012

雨ン中の、らくだ(立川志らく)

51fyol68vpl_sl500_ 先日の落語会で入手したサイン本。
 読みやすいという評判だったので「軽薄な語り口だったらヤだな」と敬遠していたが、読んでみると軽薄な語り口は想像通りだったけど、内容は心に残るものがありました。立川談志論・落語論(落語とは「人間の業の肯定」「イリュージョン」「江戸の風を吹かすこと」)は談志本人の著作がいくつもあり、これが大変マトを得て分かりやすいものなので、わざわざ人の書いたものまで読むのは蛇足というものでしょうが、その理論へのアーティテュードとか解説、そして愛情を分かりやすく示した部分に惹かれた次第です。
 これを読んであの談笑との二人会の演目の意味とか志らく自身が立川流のB面であるといった意味がわかった気がします。
 そしてまた師事することとはどういうことかを明確に定義していて、その定義(師匠と同じ価値観になろうとすること)こそが今の芸能のあるべき姿へのメッセージになっているのでしょう。そういったところから、芸能は「人へのおもい」で紡がれているものなんだと窺い知った思いです。

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March 12, 2012

Different Kind of Truth(Van Halen)

Adifferentkindoftruth 久しぶりのヴァン・ヘイレンの新譜はボーカルにデイブリーロスが復帰。ギターサウンドは紛れもないヴァン・ヘイレンの音。
 ギター弦をステレオに振り分けたりとか相変わらず色んなトリッキーでマニアックなサウンドの仕掛け。
 そんな中で聴きどころはやっぱりデイブリーロスのボーカルで、トーキングになるところとか中々円熟味が出ていてよござんした。

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March 04, 2012

ヒューゴの不思議な発明

 駅の壁の裏側を縦横無尽に駆け回る少年は、ワンスアポンアタイムインアメリカの少年の頃のワクワク感をファミリー向けのエンターテイメントにしたようだし、空からカメラが降りてきて駅のホームを舐める映像だってシャインアライトで似たことをやってたし、正しくスコセッシの映画。
 映画好きの監督が映画への感謝を込めて、映画がくれた驚きとは何かを突き詰めて、新しい形で提供しようと努力した物なのでしょう。そういった所はスピルバーグ的で、アカデミー会員に評判良かった所以だと思います。
 パリの夜景と、ヒットガールの「当然そこに冒険があるからよ」という台詞に心動きました。
でも、ヒューゴは何も発明してないよな。

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