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June 20, 2011

Revelator(Tedeschi Trucks Band)

Z333000267 デレク・トラックスがボーカルにカミさん引き入れて新バンド結成し新譜をリリースしました。
 こいつは大当たり。元々カミさんのスーザン・テデスキはグラミー候補にもなったシンガーだから、悪いほうに転ぶ可能性は低かったんだろうけどね。
 デレク・トラックスバンドのボーカルがあんまり好きじゃなかったんですよ、ワタシ。ヘタとか声がキライとかそういうんじゃなくて、デレク・トラックスのスライドがキまる楽曲に合わないんじゃないかなって思ってた。たとえばJAZZがベースにあるような都会的な楽曲であればハマるんだけど、BLUESやカントリーがベースになるアーシーな楽曲だと合わないかなって。
 スーザンのボーカルは白人女性ボーカルでありますが、十分ソウルフルなパンチがあってしっかりかみ合っているんだよな。今回、デレク・トラックスバンドのボーカルMike Mattisonもバックコーラスとかパーカスで参加してますけどね。
 しかし今回白眉なのはリズム隊のグルーヴと、それを損なわない録音技術じゃないかと思います。11曲目のLOVE HAS SOMETHING ELSE TO SAYとかソロ廻しがあったりする大作ですが、そのグルーヴ感ったらないですね。
 是非とも生LIVEを観たいものです。

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June 18, 2011

エンジン/ENGINE(矢作俊彦 )

Img_186689_20174573_0 ワタシのミーハー的に崇拝するお方、矢作俊彦の新刊出てます。
 クルマ雑誌に連載されていたのを知ってましたが、タイトルがそのものずばり「ENGINE」に鼻で嗤いつつ、単行本化するまで読まずにまっておりましたら、あけてびっくりのバイオレンスアクション。オマケにノンストップ・ジェットコースター。物語は外車泥棒を張り込む刑事の場面から始まって、映画「ソルト」のアンジーみたいに凶悪なおねぇちゃんを中心に殺人、爆破、カーチェイスそして外交政治も絡んで来るような大事へと雪ダルマ的に発展していきます。
 こういう荒唐無稽な話では、背景や小道具のディテールが細かければ細かいほど面白味を増すのです。それがハードボイルド文体にマッチするんですね。西麻布から築地までの道のりとか、足のつかないスマートフォンの選び方・買い方とか。
 そうしたディテールが毎回流行の最先端を行くような情報に溢れているのが、まずすごい。この人本当に好奇心旺盛というか、たぶんオタクに近いんだろうな。この前の「傷だらけの天使」もそんな感じだったし。
 しかし傷天みたいに思い入れは残らなかったな。派手な映画を観たというそんな後味でありました。

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June 11, 2011

BEN FOLDS CC LEMON ホール 6月初っ端のことですが。

 ずいぶん経ってしまいましたが、6月の初っ端にベン・フォールズを観に行きました。
 旧渋公。都内では屈指の大きなホールでありますがステージセットは簡素なもの。登場したベンも普段着のようなスタイルで実にマイペース。ドラム・ベース・パーカス・管楽器とベンのピアノという5人編成で、新譜のロンリー・アベニューからしめやかに且つダイナミックなライブを行うかと思いきや、数曲後には5人がステージ中央に寄り添ってiPhoneやらオモチャの太鼓やらを楽器にして名曲「From Above」なんぞを演るという小ネタで前半45分の終了。
 驚くべきは、後半のステージで客席からリクエストを書いた紙飛行機をバンバン飛ばしてもらい、それに応えるというもので、会場内に飛び交う紙飛行機がまず圧巻。
 どうせ2,3曲だろうと思っていたら、後半の1時間半は全てそのリクエストから、ランダムにひとつ拾っては演奏し、またひとつ拾っては演奏するというガチな応え方。
 バンドも上手くて、曲によって必要の無いパートのメンバはジャグリングや一輪車に乗ったりと、エンターティメントというよりは小ネタの応酬で迫り来るのでありますが、やはりマイペースなベンはこうしたアットホームな会場とのコミュニケーションによりCC LEMON ホールを完全に制圧しておりました。なんつーんでしょう。ウツワのでかさをみたという感じ。いっそう好きになっちゃったな。
 そうした人柄とかステージアクトだけでなく、ピアノをロック的に「ぐゎん!」と唸らせるのも初めて聴いたよ。あの音はスゲーな。アットホームといいつつ、ステージ上のなんでもアリ加減が実に自由でロックなんだな。エンディングは座っていた椅子を両手で振りかぶって鍵盤に叩きつけてたしなぁ。あれもすげぇパフォーマンスだよなぁ。

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