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December 25, 2010

海街diary (吉田秋生)

51ptbtqoool_sx230_ 前々から気になっていたんだけど、もう少しストーリーが進んだらまとめて買って一気読みしようと思っていた吉田秋生のシリーズモノ。3巻まで出ていたので先日買い込みました。
 鎌倉で暮らす三姉妹が異母妹を引き取って暮らしていくといったストーリーは悪人の出てこない家族劇で、ほんわかムードかと思いきや心にヒリヒリと来る切なさがなんとも絶品。またしても号泣させられてしまいました。
 入り組んだ人間関係は旧作の「ラヴァーズ・キス」の登場人物を巻き込んでいて、吉田秋生ワールドがたいへん立体的に感じられます。今回は同性愛の匂いがしないのも庶民的に感じられて、ワタシとしてはポイント高いです。
 吉田秋生の手法は、誰かが言った何気ない言葉がストーリーの中でリフレインされ、その場面場面で心への響き方が変わってくるという物語の動かし方なんですが、これって物語の中で登場人物の心が移り変わっているのと同じように、読んでいる人の心も移り変わっているってことなんだよね。そんなことに気がついて、読み終わった自分はやっぱり読む前の自分と変わっているわけなのだなぁと、あったりまえの感慨を持ったりしました。
 なんだか感動してしばらく引きずりそう。続きが楽しみなのだけど、これまた少し待たされそう・・。

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