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January 31, 2010

アバター

Avatar 今年に入って初めて劇場で観たのがこれ。一月ももう終わりなのでペース遅いね。FF13だってまだ進んでないから、なーんか時間無いんだねオレ。
 もう物凄くブームみたいになっちゃってるからあんまり説明いらないでしょうけど、3D映画で体感せよと各方面で言われているので、当然のように3Dで観たよ。
 クリーチャーの世界観はFF13とかやってるから「ああそういう世界なのね」と驚くものはなかったですが、3Dの迫力でやられるとノックアウトされそうになりますね。それでも3Dの体感として一番リアルに面白く思ったのは巨大なクリーチャーが迫ってくるところよりも、森の茂みの中を進むときに蚊柱みたいなのがいたりしたことです。
 見る前は、バーチャルなものへの接し方の批判みたいな映画なのだろうか?そういうSFならなーんかどうでもいいなぁと思ってましたが、前面的にプッシュされていたテーマは植民地主義への批判でしたね。以下参照。
「アバターは反米・反軍映画」保守派いら立ち(読売新聞) - Yahoo!ニュース
 反米・反軍映画そのとおりだと思いますね。でも結局双方が戦い合って決着つけてしまう流れがアメリカ人の限界だよなぁ。「サンは森で、私はタタラ場で暮らそう」って言えるオトナに成れないものなのか。宗教が違うからなかなかそうは成れないものなんですかね。
 前記のニュースを読んで興味深かったのは、この映画の舞台となっている星での「生命観」が良く出来ていて、まぁ東洋思想に根ざすものなんだろうけど、それを一神教が受け入れられないという点なんです。これは根が深いんだろうな。
 なーんて色々考えてしまうわけですが、足の悪い主人公がアバターにシンクロして走れることに感激するとか、植物や野生動物たちとシンクロして星がなりたっている「生命観」とか結構語れる映画でありました。テーマ性・ストーリーでは「もののけ姫」の勝利だと思ってますが、アトラクションとして楽しもうと思うならこの映画、3D体感してみてはいかがか。

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