ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト! 40周年記念デラックス・エディション(The Rolling Stones)
DVD付の4枚組というボックスセット。アマゾンで予約してたら結局5千円を切った割引になってて、内容から考えてもお安い価格でありました。
このライブでのオープニング・アクトだったB.B.キングとアイク&ティナ・ターナーのパフォーマンスのCDと、未発表だったこのライブでのストーンズの5曲のCD、それに多分映画「ギミ・シャルター」でのボツシーンとなっていた映像をきれいにまとめたDVDがついてます。
未発表としていた「アンダー・マイ・サム」「サティスファクション」のパフォーマンスは、これまでブートでも聴いていましたが、このアレンジは極めて味わい深く貴重なものだと思います。マニアも納得。
肝心の本編であるゲットヤーのリマスターは、SACDと比べて音量レベルが大きくなっていて何気に流す分には、「おお!さすがリマスター」という感想となると思いますが、音質はやっぱりSACDが勝りましたね。でもそんなに遜色ないですよ。ロック・コンサート!って臨場感。ええね。とはいえマニアには周知の事実ですが、ミック・ジャガーのボーカルが7曲はスタジオで再録しオーバーダビングされてるんですね。その中でもミッドナイトランブラーの歌はオーバーダビングなしだって。
今年あのアラン・クラインが亡くなった後にこういう豪華盤が出たというのは、何か因縁があるんでしょうかね?もとよりストーンズとは因縁の深かったアラン・クライン。契約問題でもめにもめ、72年にもライブアルバムや映画を出そうとしていたストーンズでありましたが、彼の横槍によってボツ。あれが出てればミック・テイラーの知名度はもっと揺ぎ無いものになっていたことは間違いなかったのになぁと思う次第。
だがしかし!ストーンズの一連のリマスター盤が出ている中、あの「エグザイル・オン・メインストリート」のリマスターが未だに出てきておりません。発売日も未定のまま。これはまだリリースしていない当時の曲を追加してこれまたボックスセットで売るというハナシあり、もしかするともしかするぞ。アラン・クラインのいなくなった今!
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Comments
私も買いました。音が良くなってますね
久々に聞いた、悪魔を憐れむ歌 のキースのギタは、最高でした。
Posted by: おぎょ | December 24, 2009 11:48 PM
このボックスセットは、これ自体でももちろん楽しめますけど、とうとうストーンズが過去の作品の増補改訂版を出したってことも大きいと思います。
だって、これでもう何でもアリなわけでしょ。未発表曲やライブテイクはビートルズ以上に膨大なんだから、今後は何が出ても不思議じゃないですよね…。
Posted by: Y.HAGA | January 13, 2010 02:52 PM
いくつかコメント頂いてましたが、気づかず放置していて申し訳ありませんでした。
>おぎょさん
音量レベルが上がっているのも大きいですが、リアル感が増している気もしますね。ホントに買って正解だし、改めて聴き直せる良い機会でしたね。
>HAGAさん
72年のライブ映像を切望しますねぇ。元々リリースするつもりだったらしいから。
ビートルズと比べて音源が多いのはその通りなんだけど、ビートルズ音源はかなりキチンと管理されていた経緯があるけど、ストーンズ音源の管理は少し怪しいところがあって、未リリース曲はどこまで出てくるかなぁ?と思っております。でも、何か動きがあるみたいで、すこーし期待してもいいかもね。
Posted by: BARI | January 13, 2010 11:30 PM