サムライ・ノングラータ(矢作 俊彦,谷口 ジロー)
びっくりするものが突然新刊で出た。マンガの単行本である。
90年代初めにGOROにて連載していたコミックであるが、単行本は2巻までで完結していなかったのだが、ここへきていきなり1冊に全話収録した完結版が出たのである。
国家間の利害関係に及ぶような事件を、ヨーロッパ・日本・アフリカを又にかけて活躍する怪しい自称商人と敏腕傭兵という2人の日本人のお洒落なストーリー。
なにがお洒落って、インテリっぽい会話とリアルなファイトシーンに裏打ちされる信念を持った男たちがとにかくお洒落だなぁって思います。ファッショナブルとかそういうことでない、お洒落な生き方っていうのだろうか。
そういうストーリーを書かせたらピカ一の矢作でありましてそらもう大好きなんですが、先だって出た「海から来たサムライ」という小説の改稿版のタイトルがやっぱり「サムライ・ノングラータ」って、自分の作品の中で全く異なった作品のタイトルがカブってしまってるてどういうことなんだろう?そら駄目じゃないのか?(その作品についての記事はこちら)
良いタイトルだと思ったらどんなものにも同じタイトルをつけるのだろうか?
例えばそれが絵画と音楽というジャンルの違うものであればわかるんだけどね。コミックと小説ではジャンルが違うって認識なのだろうか?ストーリーも登場人物も全く違う別物なのに??
どういう心境なのかとっても興味があるんだよなぁ。
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