郷土LOVE(みうらじゅん)
お馴染みみうらじゅんの単行本。ほぼ日刊イトイ新聞で連載していたもの。
対談というかひとり語りモノですが、インタビュアーが決して否定的な言葉を発せずツッコミをしない態度なので、初めは「この人絶対ノイローゼか何かじゃないだろうか?」と読んでるこっちが「いとうせいこう」的にツッコミを入れなければ自分の気が持たないので、大変疲れる。そのうち慣れてくるんだけどね。
日本の都道府県全てについて自分の思い出を語るという内容のもので、読んでる人はみうらじゅんの妄想につきあうことになるのですが、本当に真理に根ざしていると思しき名言が飛び出したりしてなかなか侮れません。
最後に言っていた「自分なくしの旅」というフレーズはいいねぇ。「自分探し」でなく「自分なくし」。そういう言葉がスッと出てくるオトナになりたいものです。
The comments to this entry are closed.
Comments