たのしい写真―よい子のための写真教室(ホンマ タカシ)
ええ、ばったばった忙しくしております。お酒なども呑んでおります。
ゆっくり一人でエーガをみたり本を読んだりしている時間を最近持ってないワケですが、そういう時期も一年の中には必要なのでしょう。
最近更新していない言い訳はそのくらいにして、ホンマタカシ氏の写真論の本であります。
評論家でなくて現役(写真家は生涯現役なのかな?)の写真家がこういった本を書くとなんだかスピリチュアルになるというか、アーティスト独特のはぐらかし方をされるように感じるのですが、この本は「なるほど!」とオビにもアオリ文句がありますように、いたってやさしく且つコアな部分に触れているように思いました。
章立てにより教科書風でワークショップがあったり、対談があったり、小説風の文章があったりと凄く本作りを楽しんで入る様子も窺えて、読んでるこちらも楽しくなります。
しっかしワタシは写真のことを何にも知らなかったんだな。この本は易しくかいてありますが、これに書いてあることが最低限の教養で、写真関しての議論のスタートはここ以降から始めましょうと「あとがき」に書いてありました。そうなんだろうね、きっと。
ワタシみたいな素人はこれで写真の全てがわかるはずもなく、これから色々考えたり天啓を得たりしながら、写真を撮っていくのでしょう。そういった、駆け出しトウシロカメラマン必携の本かも知れません。
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