特殊メイクの俳優か?
本屋であっと驚く。映画秘宝という雑誌の表紙だ。
この雑誌はカルト系の映画雑誌で、SF・ホラー・スプラッターから地味なものまで扱っているので、ぱっと見てそのテの映画のクリチャーか何かの特殊メイクかと思った。で、誰だか気がついて笑ってしまった。
たっしかにストーンズの映画はカルト映画と言っていいだろう。ワタシの周りで、バンド関係の人脈を除いて、「みたーい」なんて言う女の子は皆無である。まずストーンズの説明をしなければならないし。
買って読んでみると中々面白い。音楽系の雑誌では書かないようなことが書いてある。
ストーンズの過去の映画に「レッツ・スペンド・ナイト・トゥゲザー」という1981年のツアーを題材にしたものがあるが、スタジアムでの音楽コンサートがあのような形で撮られたのは初めてで、以降スタジアム・コンサートの撮影のお手本になったなどというハナシは、「ヘェー」という感じである。
ストーンズの来歴も軽く書いてあったが、バンド結成~ブライアン・ジョーンズの脱退・死~ヘロイン所持で逮捕等の事件はいいとして、一番最後・最新のエピソードが「2006年 キースが木から落ちる」であった。
事件と言えば事件だし、実際脳外科医が手術するほどで復帰が危ぶまれるのではと、ファンにとっては大騒ぎであったが、そういった詳細な説明がないと、ストーンズを知らない人は「木から落ちる???」と不可解な気持ちになるに違いないであろうことに想像を巡らせ、ひとり笑っていたワタシである。
ともあれ映画の封切りが近く、宣伝ではあろうがどの雑誌の評価も高く、期待の気持ちが大きくなるばかりの毎日である。
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