土曜日のアレを観て(ほぼ私信)
前にも書いたかも知れないが、友人のliveを見に行った東十条のハコで、当日ブッキングされていた他のグループが実はバンドではなくてお笑いコンビだったことがあって衝撃を受けたことがある。
随分前の話なので今のような若手芸人ブームはまだ来ていなかった。そんな時代、LIVE HOUSEでロックバンドの合間に素人の若者がコントをやるという事に、「そういうのもアリなんだ」という思いが新鮮だった。決して大笑い出来るほどのネタではなかったんだけど。
そういう実体験があって、自分では笑いを取るのが難しいんだけど、ロックとお笑いのコラボみたいな企画を考えてみたいなと常々話していたら、丁度半年位前に「そういう構想を持っているんだ」という男と呑んで、「是非やってみせてくれ!」と賛同したものだった。そういう土壌や原動力を持っていることが、うらやましい限りだった。
以下かれらのPV
YouTube - SHUNTLES "Love Again"
この写真はそうした企画が実現化されたもの。トークライブという触れ込みであるが、この絵ってコントみたいだ(笑)。
こういう企画で一番コワイのが楽屋オチだけの予定調和で終わるコトで、その場が楽しいだけならばただの宴会の余興であり、彼らもそれを大変恐れていたであろう。そうならない為のテクニックなりステージ態度が多分ふたつあった。
ひとつは第3者的出演者の徹底的なツッコミ。もうひとつは主役が孤独に徹することだとおもう。
一つ目はある程度クリアできるのだが、二つ目をわかって出来る人間はなかなかいない。それをわかる人間だけがエンターティナー足りえる人だからだ。それはジャニス・ジョップリンよりビリー・ホリディより昔からそうだった。
その夜、エンターティナーは居たとおもうよ。
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Comments
忙しい中のご来場ありがとうございます。
当初は後半部のようなスライドショーに徹したものにするつもりだったのですが、それだけだとどうしてもますます内輪のネタばらしっぽくなってしまう。
せめて導入部は紹介パートにしようと、昨日のようなスタイルになりました。その場合、私の立場がけっこう微妙なんだけどネ(一応、後半は違う人という設定 笑)。
ま正面からの評価、本当にありがとうございます。
ところでこの写真最高ですね。よかったら解像度のいいやつ(640pix幅程度のやつ)があったらもらいたいな・・・なんて。
Posted by: ghid | July 27, 2008 10:37 PM
BARIさん、あなたが大好きです。
一生愛し続けます。
覚悟してくださいw
ありがとう、本当に
Posted by: 生来、孤独な主役 | July 27, 2008 11:13 PM
>ghidさん
後半はアレでよいんだけど、
前半パートは厳しかったねw
首謀者にもかかわらず
第3者的態度をとるのは難しい。
まー、日本でそれができるのは、
ビートたけしだけだから。
>生来、孤独な主役さん
孤独は寂しがりやとか、他者と関係を絶とうと思っている人は違うんですよね。
自分しかワカラナイだろう感動を持っていて、
それをなんとか人に伝えたいと思っている態度だと思います。
ヘンに観客へヒヨるとその場はなんとなく収まるけど、存在価値がブレる。
そういうことが言いたかったんですが、
貴殿にはいわずもがなでしたね。w
Posted by: BARI | July 29, 2008 12:59 AM