崖の上のポニョ
ライブの準備だの何だので先週まで忙しくて、待ちに待ってた何でもない3連休です。
で、久しぶりに映画でもと宮崎駿。今回の作品はなんの予備知識もありません。ポスターから想像するに、子供にターゲット絞っているのかぁ?くらい。あの赤いキャラクターが魚で女の子であることすら、知らずに見ました。だからといって、感想が変わるわけじゃないですね。多分内容を知っていても感想は変わらないです。よかったですよ。
現代的日本の人魚姫というのでしょうか。もののけ姫とトトロを足して舞台・主役を海にしたという感じ。
そういえばこれまでの宮崎作品は、人と「森」であって、「海」って無かったなぁと、新鮮な感じ。そして冒頭の海の中の映像が生命感溢れること。
ポニョの父母のキャクターが手塚治虫っぽく感じたのもなんだか新鮮。
あらすじは「そうなるだろうなぁ」という方向へ流れ、びっくりするようなドンデン返しなどないのですが、ひたすら愛おしく感動してしまうのは、いわゆる愛が満ち溢れている作品だからなのでしょう。悪意のある登場人物はなく、すべての女性は大きな母性とずるさを持っており、男はみんな使命感を持ちつつ無垢であります。
ええっとね、あの登場人物「サキばあさん」。ちょっとイヤミな感じのひと。あの人がいいねぇ。言ってることは正論なんだよね。「人面魚が来ると、津波が起こる」とかね。疎まれがちなんだけど、一番最初に男の子の無事を心から喜んだのも、この人なんだよなぁ。
ま、大変心洗われる気持ちで観たのですが、トトロくらいキャッチーなアイコンがいないので、小さな子供達は途中退屈してたかもです。
The comments to this entry are closed.
Comments