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April 01, 2008

魔都に天使のハンマーを(矢作俊彦)

51sqfktf7l_ss400_ 前回書いていた矢作俊彦の新作、一気に読み終えました。
 矢作自身の単行本ではなく、「不良読本」という小説現代の特別編集版であるが、「傷だらけの天使」(ああ、なんのコトだかわからないヒトはココとか参照してね。むかーしのカルトなTVドラマだったのよ)の続編はなかなかのボリュームにして、大変面白かったのでとにかく記しておきたいとアップ。
 「相棒」のノベライズなんててんで目じゃなかった。これほど躍動感があり重厚で、吹き出さずにはいられないギャグまで盛り込まれたものはない。最後の殴り合いとか本当に泣きながら読んだよ。
 またいろんなクスグリや、自身の昔の小説のパロディーみたいなものまでやりたい放題。
 主人公オサムの衣装がBIGIからヒューゴ・ボスに変わるのも面白いし、なんと「「相棒」という映画の舞台挨拶」という言葉まで飛び出てきたよ。やっぱり水谷豊への意識かハタマタ司城への意識か?
 なんとも自分がオタッキーだと思ったのは、絵が飾ってある描写があるんだけど、その絵が過去の矢作・司城の小説「ブロードウェイの戦車」で鍵となる「魅せられたる若き画家の肖像」だってほくそ笑んだことですね。
 それにしてもオサムがずーとずーとアキラの死を抱えて生きていて、かつ息子健太の描いた絵を大事にしている描写はイイ!ドラマ「傷だらけの天使」への最高のリスペクトでしょう。
 映画を観てみたいなぁ。ストーリーのネタバレはしたくないですが、昔の配役がちゃんと出てきて、ご丁寧に故・岸田森のやってた役なんて、きちんと別人になるように設定されている。映画化まで狙って作った作品なんだろうか?
 しかし映画化はムリだろうと思うほどスケールのでかい話に発展します・・・
 とにかく矢作ファンならずとも、「傷だらけの天使」を好きだったヒトも必読。

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Comments

書いているときに失念していたけど、岸田今日子も故人だったんだね・・・。

Posted by: BARI | April 01, 2008 at 10:58 PM

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