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January 31, 2008

ぼくと1ルピーの神様(ヴィカス・スワラップ)

K536404330 友人のTAQが珍しく褒めていて気になった本。インド人の書いたインドの小説を読んでみたかったのと、邦題がとても詩的な魅力を持っていて、手に取りました。
 18歳の主人公は孤児で貧困層でありますが、クイズショウで10億ルピー(30億円くらい?)を勝った次の日に「イカサマしただろう」と因縁つけられて逮捕されるという始まり方。拷問にかけられているところを弁護士に救われて、さて、彼が回答できたクイズの正解を彼はどのように知り得たかという説明で、彼の半生が語られていく内容。
 公的には廃止になったとはいえ、今もインドに根強く残っているカーストを背景にした社会状況は過酷を極めるにもかかわらず、あるがままを生きる生き方は逞しく前向きに見える。そんな主人公の波乱万丈な半生と、O・ヘンリー的なオトナのおとぎ話のような心温まるストーリー。
 ストーリーとしてこういうおとぎ話は、日本人ベストセラー作家が書いていそうで、そういうのってワタシはあんまり読まなかったのですが、噂話としてしか聞けないインドの状況への好奇心がスパイスとなって、大変興味深く読みました。読後感も良くって、人に勧めたくなったよ。面白かった。
 原題は「Q&A」ってぇんですが、やはり「ぼくと1ルピーの神様」という邦題の持つ魅力がたまりませんねぇ。翻訳は子安亜弥。こういう邦題って、訳者がつけるのかなぁ?
 作者はインドの外交官で、イギリスにて出版されたとか。映画化も決まっているそうです。
 興味がある方は是非手にとっていただければと。

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January 29, 2008

志の輔らくごのおもちかえりDVD 1 「歓喜の歌2007」

51fqaeusuul_ss500_ 志の輔はTV「落語のピン」で古典をやっているのを見ていて、いつか本物の高座をみてみたいなぁと思っているのですが、なかなかチケットが取れないんですわ。
 「らくごのおもちかえり」なんて洒落たタイトルじゃないですか。チケット取れないならと、購入。
 じっくり観てみると、まくらのところから談志師匠を感じますねぇ。言ってることとかね。方向性が一緒だから弟子入りしたのか、弟子入りしてから似てきたのかはよくわかりませんが。
 「歓喜の歌」は志の輔の新作らくご。あらましを説明すると、公民館の主任がママさんコーラス隊をダブルブッキングしちゃって、高飛車な態度で謝罪するんだけど、ママさん達が怒り出してどうにもならなくなってしまうという話。すったもんだの末の人情話なんですけど、志の輔の技量で結構ジンときます。入り込んで観ていたので、ワタシはなんだか涙無しで見られなかった。
 こういうの見ていると、昨日のテーマでもあった「赦す」ってキーワードがとても胸に響きますね。今回のらくごは「いかに赦してもらうか」なんですが、なんというか赦す赦されるって表裏一体のような気がするんです。結局「思いやり」なんですけどね、両方とも。
 
 この「歓喜の歌」は、映画化され2月2日に公開予定。主演は小林薫。ハマり役でしょう。そっちも観に行っちゃおうかな。

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January 28, 2008

空中ブランコ(奥田 英朗)

51cgeefbsl_ss500_ ご存知奥田英朗の直木賞受賞作。前作読んでいて、文庫になるまで待っていましたが、ようやく出ました。
 ま、期待通り笑わせてくれる内容。破天荒な精神科医に翻弄されながら、患者が治癒していくというものですね。
 大方の見方としては、この医者のように大らかな気持ちになるのが、世の中を渡るのにいいことだって考え方もありますが、もっと深く読んでいくと、最後にはそれぞれの患者が何かを赦すことで、自分も救われるというストーリー。本当は、ソコがポイントなんだと思います。
 何かを、誰かを赦すことで、自分が赦されるんだという簡単な宗教的な教えなんですけど、そういうことを忘れて勝ち組とか負け組とか言っている社会だから、病魔に襲われていく人が多くなっているんだろうなぁと、素朴に思いますねぇ、昨今。

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January 26, 2008

「ああ、マスオさん・・」

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 ええと、タイトルを説明しますと、「サザエのつぶやき」ということでして・・・。あっ、それ以上はもういいですか・・そうですか。

 江ノ島弁才天は芸術・音楽に霊験あらたかなんです。本当に。ワタシもご利益頂いた実績があります。で、江ノ島にお参りに行ってきたというワケですね。

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 お参りして、のんびり磯料理とかつつきながら焼酎お湯割りです。海眺めながら。サイコーですね。

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January 25, 2008

Can't Stop Playin' The Blues(塩次伸二)

61j6r2spkl_ss500_ 日本のBluesManのCDは貴重なんですよ。見つけたらすぐ買わないと、もう手に入らないなんてことになってしまう。需要が少ないからなんでしょうけど、供給も少ないんだよなぁ。
 もはや伝説と言ってもいいかもしれないウェストロードのGの一人、塩次伸二氏のソロが出ております。新譜だよ。
 なんとバックはワタシの大好きなロバート・クレイ・バンド。
 やっぱりこのバンドはファンキーな感じでハネる曲がハマります。コロコロ転がるキーボードとギターが良いです。
 
 今年のワタシは温故知新ということで、日本人BLUESと、むかーし良く聴いていたニューミュージックみたいなのを聴きかえしておるのです。

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January 17, 2008

ボブ・ディラン自伝(ボブ・ディラン)

51wdttbk4bl_ss500_ 入院していたときに読んだのがコレ。いまさらなのかも知れませんが。
 ズバリ、面白かったです。子供の頃からの事を時系列で書いているのではなく、思いつくままなのか何なのか、まるで散文詩のようなスタイル。しかし明らかにテーマは、「ボブ・ディラン」になるまでの自分、「ボブ・ディラン」で居ることとはどんな気持ちなのか、「ボブ・ディラン」で在ることとは何なのかであります。
 回顧している時代の話から、その時代から更に回想したり、書いている時点での注釈など時系が複雑に入り混じるので、慣れない人には読みづらいかもしれないですけど、その膨大な知識量が彼の中身なんでしょうね。
 入院中ということもあって感受性が高く、いろんなエピソード・表現にビンビン来ていたんですけど、音楽に携わる者としては、オー・マーシーのレコーディングのくだりは面白かったというか、とても共感しました。

 ディランと出版社の契約は3部構成になっており、あと2冊続編が出る予定だそうです。

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January 15, 2008

ご心配おかけしました

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 まことにご心配おかけしましたが、何とか退院させてもらえました。
 扁桃腺肥大は、元々の持病ですがそんなに頻繁に熱を出すこともなく、こんなになったのも6年ぶりくらいでしょうか。
 「扁桃腺、切っちゃった方がいいんですかね?」との問いに「子供の時なら簡単だけど、オトナだとチト厄介だし、年一回とかの頻度でないなら、そのままにしておこうよ。それより、おかしいと思ったら、すぐ病院にくることと、寝不足は厳禁」とのこと。そーゆうけど、今回は正月明けで病院だってやってなかったじゃんよー・・。
 ま、エェ年なので体力の過信には気をつけましょうかと。

 写真は、腫れが引っ込んでないときの食事。五分粥と南瓜等の煮物、「金銀どうふ」というお目出度い名前のついた餡かけ(豆腐は普通の絹ごしと、玉子どうふだった)、手前の椀は野菜スープと名づけられた無色透明なお湯・・それにリンゴジュース。食事は毎回気合を入れて完食しておりましたよ。

 食事以外では特に入院中に退屈だとかとも思わなかったです。そういえば、テレビも見てなけりゃ、音楽も聴いていなかった一週間だった。なんだか感受性が高くなっていたりしてるのか、他の部屋にいるおばあちゃんが手を叩きながら昔の歌を歌ったりとか、やっぱり年配のちいちゃな老夫婦が仲良く窓の外を眺めながら会話しているのに足を止めたりとか、そういうコトを感じているだけで生きているのっていいなと感じたりとか、美しいものを見てきた気になりました。マジで。
 だから元気になって来たときなどは、新聞を端から読み倒したり本を読んだりするだけで、なんつーかこうイマジネーションが充電されていくようなね、そんな期間で、今回この時期にこういうことがあってなんだかよかったなぁと、思ったりしたのでありました。

 さて、やっとワタシの今年が始まります。

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January 13, 2008

休憩中

休憩中

一部ご存知の方もあると思いますが、ワタクシ、入院中であります。先週初めに、とうとうブチ込まれてしまった。
喉に溜まった膿を抜いてもらったのが先日で、それ以降の食事も粥から常食となり、快方へ向かいつつあります。
ご心配おかけしております。
退院は休日明け位でしょうか。休養たっぷり過ぎて、オオボケかましそうですが..

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January 07, 2008

バンド映像公開とお知らせ



 (ええ、まだ調子戻ってないですがムチ入れます・・。)
 ワタシのオリジナル・バンド「侍黒伍」の映像を、次回LIVEが決定しておりますので、その宣伝も兼ねてということで、公開いたします。いつもこんな調子でやっております。
 
 2008年2月17日(日曜日) 渋谷TAKE OFF 7

 出演順詳細は、分かり次第後報いたします。

 もう既にお手元にお持ちの方も居ると思いますが、今回もCD配布の用意をしています。この映像「お願いメロディー」のスタジオバージョンと、ヘビィな「DOWN TOWN DAWN」のカップリングであります。
 是非是非お運びのこと、宜しくお願いいたします。

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January 06, 2008

お正月の過ごし方

 元気にだらだらと過ごした3が日でありましたが、4日にどうしても左肩が痛くてカイロプラティックにみてもらったら、「喉が腫れてないですか?」と言われる。へぇそんなものですかと。
 鏡で普通に見ても「これはダメだわ」というような、持病の扁桃腺が腫れていて熱が上がり、そのままダウン。
 いつもの耳鼻科で点滴が効果的なんですが、年始の微妙な日取りでやってなくて、「根気で治す」とそのままずっと寝ています。飯食うのも忘れてまる一日。
 で、先ほど思い出したように粥を食ってみたら元気出てきたよ。7日から仕事です。頑張ります。はい。

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January 03, 2008

細野晴臣イエローマジックショー

51dxkgmc5sl_ss500_ お正月は初っ端から「ゲームセンターCX」のDVDとか見てたんだけど、アレはムカーシに紹介しているので、こっち。NHKのBSだかで放映していたホソノさんのTVバラエティーのDVDです。ついに発売されましたね。
 完全に昭和のお茶の間バラエティーの体裁で、マニアックなゲストが登場してくるという、オタッキーなV。冒頭から東京ボーイズがテクノポリスのネタで始まるのが、心地よし。
 お茶の間のセットから演目から凝りに凝った趣向なんですが、コントははっきり言ってぐだぐだ・・。もうユルイを大きく超えてます。ライナーブックレットでは絶賛・賞賛の嵐の様にコミカルなコンセプトを讃えておりましたが、本当にグダグダなんだもん。
 広田レオナ(金閣寺マリモ)がお母さん役で、佐野史郎、大塚寧々が子供役。ホソノさんがお父さん、ユキヒロがおじいちゃん(このキャスティングが絶妙だね)の家族コントが中心なんですが、力の抜け具合ったらないねえ。ま、面白いんだけどさ、凄くへんな間が。
 緊張し過ぎている役者陣とホソノさんのアドリブが絶妙の変な間を生む。ゲストで松本隆と鈴木茂が出てきて、「お父さんとこの人たちは、レースクイーン仲間だったんだ」ってホソノさんのアドリブが入ると、広田レオナが本気でツボに入っちゃったみたいで、笑って喋れなくなってるし・・。
 はっぴいえんど、小坂忠、あがた森魚等めったにTVで見られないセッションが貴重ですが、度肝を抜かれたのは、YMOの3人がドテラ姿でライディーンの生演奏というシーン。ユキヒロは子供用のドラムセット、ホソノさんはジャズベだかなんだかを持って、せーのでやったのライディーンは多分、あの番組一番の物凄い演奏だったです。あれだけでも見る価値あり。かっちょよかったなぁ。

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January 01, 2008

森の影

Morinokage

 あけましておめでとうございます
 旧年中は大変お世話になりました
 今年も宜しくお願いいたします

 今回のお正月休みは長いんですけど、今年いろいろと控えているイベントに向けて、心身養い充電を心がける所存。
 買い集めて観ていないビデオに加えて、是非観ろ!と言われているモノまで手が回るかどうか・・。そいや、本も読まないとねぇ・・。と、一人遊び目白押しでのんびりします。掃除も終わったし。

 写真は近所の公園。今年はもっと人を撮っていきたいね。

-LOMO LC-A 平塚-

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