藤沢ナイト
またまた久しぶりの街、藤沢へ行く。
あの街で店に腰を落ち着けて酒なんぞを飲むのは、数年ぶりである。
元々、学生時代にはよく見知っていた街なのだが、ずいぶんと様相は変わっている。もしかしたら、自分が変わってしまっているのかもしれないが。
なんかね、昔はワクワクしたのよ。あの街へ行くと。その期待感って、たとえば海の匂いのするものであったりとか、ロック・音楽の匂いのするものであったりとかで、要するに当時若者のサブカルチャーの発信源みたいな位置づけに、ワタシ自身が思っていたのかもしれないなぁ。藤沢って街を。
いまでもあんまり変わっていないのは、ビンテージっぽい(あくまで「ぽい」)アロハをぶら下げている古着屋を、ちらほら目にする程度か。飲み屋はちょっと分からない。
そんな街に行ったのは、友人のバンド、プラソルのライブを観に。
プラソルは吉祥寺をホームグランドにしているような経緯があるので、中央線沿線バンドのようにカテゴライズしそうなんだけど、凝ったコード使いの曲たちをきいていると、意外と藤沢という海の入り口の町にマッチしているなぁと、感じたなぁ。しかし、何よりあの小さなハコでのボリューム調整感に、老練なものを感じたのでした。さぞかしやりにくかったのではと、思うのだが。
子供の頃からの街で、30過ぎてから知り合った人たちとお酒を飲むのは、なんかジンワリ良いんだよなぁ。上手く言えないけど。
The comments to this entry are closed.
Comments