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May 11, 2007

狼花 新宿鮫IX(大沢 在昌)

516stdg83wl_ss500_ おなじみのシリーズ。1作目から読んでいる。
 去年に出たのを、正月にでも読もうと置いておいて、やっと読んだ。
 今回はレギュラーだったライバル達が一新される?といった節目のような内容。
 刑事アクションモノであるが、ハードボイルド文体ではない。
 先日のロング・グッドバイで、ハードボイルド漬けとなっていたワタシなので、やっぱり持って回ったような文体がもどかしい。説明口調の会話もハナにつく。
 それでも読んでしまうのは、ストーリーが面白いのと、登場人物達が生命の重さを感じさせてくれるからなんだろう。日本のこういったアクションもので、その様に、人の命を軽々しく描かないのは、珍しく良心的な作品だと思う。
 今回のテーマは都市論とか組織論で、考えが面白いのは確かだが、登場人物達がこれみよがしに議論するのは、なんか、青臭くていけん。語るんじゃなくて、感じさせて欲しかった。
 クライマックスがギリギリ最後なので、読むスピードに加速度がついたよ。エンタメ作品。

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Comments

ハードボイルド文体はやっぱり叩きつける
ようなのでないとね。
「棒」とか「足」とか。

と一時期北方謙三読み漁っていた私が知った風な口をきいてみる(笑)

Posted by: くにっち | May 11, 2007 at 08:39 AM

北方謙三、読みましたよ。
老いぼれ犬の出てくるやつと、N市のシリーズ。
オープニングは大抵、
 雨。
とか、
 夜。
で始まるの(笑)。

Posted by: BARI | May 12, 2007 at 12:07 AM

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