太陽 THE SUN
凄い!素晴らしい。何とも、良かった。
最初は裕仁天皇と大東亜戦争についてアレコレ書こうかと思ったが、そんな小ざかしい文章いらんです。是非観てください。
イッセー尾形の演技が凄い。
最後に出てくるだけなのに、「あたしが出るからには、持って行くところ持って行きますよ!」てな感じで、ホントに美味しいところ持って行きそうになる桃井かおりも凄い。
っつーか、日本の俳優全員気合入っている。
終戦直前から、人間宣言をするまでの裕仁天皇というモチーフを撮ろうと思ったのが、ロシア人であることが凄い。
こんなの、アメリカ人も日本人も撮れないもんな。もし、日本人が撮ったら、人間ドラマという側面が限りなく薄れてしまう。ある種の社会的責任を負わなければならなくなるからね。そうした言い訳を用意しながら作らなければいけないから、どう転んでもウサン臭い映画になってしまうんだ。
天皇陛下のお召し物がいかにも高級そうなのがわかるところも凄い。
防空壕の雰囲気は、多分色んな資料に基づいているんだろなぁ。市ヶ谷の地下に入ったことがあるんだけど、そっくりな雰囲気だった。
物語は当然、室内で地味に進むんですが、とにかくイッセー尾形の演技に目が離せない。単なるモノマネではない、感情の動き。
天皇陛下は感情をあらわにしないようにするから、それを含めて、演技している。そして、その想いが痛いほど判る。
あれは監督の演技指導があったのだろうか?少なからずイッセー尾形のアイデアもあったろう。
パンフレット買おうと思ったら、もう売り切れ。
単館上映だったけど、コレを観ようと沢山の人が駆けつけて、長蛇の列になっているのも凄い。
もう興奮ぎみで、書いてることが何だかワカラナくて申し訳ない。
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