デッドマンズ・チェスト
カリブの海賊の2作目、観て来ました。
特撮効果グンバツ。ジョニー・デップのキャラ作りよし。登場人物の全員が素直でないのも悪くない。マンガみたいなギャグにクスリとくる。
悪くなかろうはずのないお膳立て。それでも退屈な映画になってしまった。なぜか。3部作の2作目だからか?うーん、それだけじゃない。
だって海賊映画にもかかわらず、出てくる人のほとんどが、自分の保身に奔走するというストーリーなんだもん。
海賊映画っていったら普通は、冒険の旅に胸躍らせるべきだろう。海賊でなくても、ルパン3世ならそういうモチベーションで動くし、だからこそあれは面白かった。だけど、今回のコレは、全員が全員、まだ見ぬ冒険の旅を目指していない。
自由を謳歌してのびのびと冒険しているのは、人間以外の登場人物だけであったのが悲しい。オウムと猿と犬。贔屓目にみても、蛸親分くらいのものであった。どういうこっちゃ、コレは。
僕達は、世間のしがらみを気にせず自由に海を行くジャック・スパロウに憧れるのよ。今回は自分の命に関わるコトだというので、まぁ同情はするけどさ。
3部作の2作目で、続きがあるコトありありなので、今回はその前哨戦としてガマンせいということか。ガマンしてやろう。
ぐうの音も出ない次回作を期待。
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