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July 26, 2006

臨済録(入矢 義高 (訳))

 禅の思想というのは、欧米社会においてショッキングなものだったに違いなく、それをcoolと称したかどうかは知らんが、新しいコミュニティーの基盤とした人たちは少なくなかったろう。例えばヒッピーとか。
 日本の中に在っては、ある種、抹香臭く思われがちの禅も、キリスト教主流の社会では、衝撃的な思想に違いない。サルトルより早く、論理的に神の不在を説こうとしているのだから。
 アメリカ映画を観ていても、「ああ、これって禅宗の影響なんだろうな」と思しきものが見受けられて、面白いです。「マトリクス」なんかそうだったんじゃなかろうか。うん。あれの1は、そういった意味で面白かった。

 そういったわけで、禅を再び読み返してみましょうよと。
 この本は所謂、禅問答といわれる禅の説話集ですが、そんなにヘンテコリンに難しいものだと思わなかったです。正直に面白い。
 しかしさ、自力本願とはいえ、禅宗の坊主って、どうしていじわるな言い方ばっかりするのかねぇ。「判ったつもりになるな!ワタシも判らないんだから。」ってことですか?そんな事を言ったら、またすんごく怒られますね。

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