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July 18, 2006

両さんと歩く下町(秋本 治 )

Jin_56 もう国民的マンガとなってしまった「こち亀」の作者「秋本 治」の書く、東京下町案内というふれこみ。
 単刀直入に言わせて貰えば、下町ガイドブックと思って読むと、かなりつらい。土地勘の無い人が読んだら、まったく役に立たないでしょう。もともとコレはそういう本じゃないんです。
 作者が書いたマンガの「扉絵」についての思い入れをコメントしたく、作った本だとの事。そういえば、気合の入った扉絵の数々だもんね。
 扉絵の説明として、その場所(下町)がどんなところだったかを語り、それが「こち亀」への解説に通じていくという内容。「超神田寿司」の設定までの解説は、秋本治の思考を垣間見ることが出来て、ホントに興味深く読みました。
 週間マンガ誌の中にあって、日本最長記録。実は、1巻から続けていまだに新刊を買い続けている人間を、ワタシは2人知っている。むーん、書き続けているのも凄いが、買っているヤツも凄い。
 ここまで続く秘訣を、「日本人の心の琴線に触れる、下町の心があるから」なんて言われつつもありますが、そりゃ違うだろうね。なんでも飲み込めるギャグマンガの中にあって、その興味となる許容範囲が圧倒的に大きく、作者がそれに真面目に面白がって対応できていることが、全てなんだと思います。下町の描写はその興味の一部に過ぎない。
 要するに、フェラーリの新車情報も、三社祭の神輿の宮出しの様子も、同じレベルで捉えている好奇心の大きさと、バランス感覚。この凄味に尽きるでしょう。
 両さんについては今後も、色んなところで語られていくでしょうからこの辺にしますが、秋本治の懐の深さを垣間見れた(あくまで垣間見れただけですよ)この本は、面白かったですね。

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Comments

買い(読み)続けてる2人のうちの一人がオイラか?

Posted by: たくゆき | July 18, 2006 at 09:32 AM

はい。そのとーり!

Posted by: BARI | July 19, 2006 at 10:20 PM

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