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May 13, 2006

アンジェラ

Angel_a_final 映画を観るならフランス映画と、甲斐よしひろも言っているが、昨今のリュック・ベッソンはすっかりハリウッド的な人になってましたね。
 それがフランス映画に新風を起こしたきっかけだったんでしょうが、心中苦しかったんじゃなかろうか。「ニキータ」の胸が焦がれるようなラストシーンを最後に、「レオン」ですらワタシには二流のハリウッドごっこにしか思えなかった。「ジャンヌ」に至っては、痛々しかったもんなぁ。
 自分でメガホンを取るのは、これが最後と噂されてました、「アンジェラ」。今までのリュック・ベッソンの心中を見たような気がします。自分に嘘をついてきたと。
 オーソドックスなパリと、オーソドックスなモノクロ表現と、オーソドックスなフランス的男女の会話。それでも何処かアメリカナイズされてるんだけどね。そこが本来の彼だと思ってる。そこに戻ってみました、という感じ。
 昔のような勢いはないですが、優しく創った佳作だと思います。

 アンジェラはその名の示すとおり、天使そのもので、主人公はバカな駄目男。
 この駄目さ加減に見てるこっちも辛くなってきた頃合で、天使の逆襲というか、調教が始まって、男は目を見開くという、よくありそうなストーリーですが、この愛を知るシーンは素晴らしい演技だったと思います。
 更に、使命を全うした天使は別れがヘタクソというオチがあるんですが、これが今までにないパターンで、ウケる理由なんだろうな。こうやってボカして判りにくく書いているのは、ネタバレしないように務めているからなんだけど。

 優しい映画で、観終わった後に、誰かと一緒に居たくなるデート・ムービー。

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