ピンクパンサー
楽しみにしていた映画でした。
子供の頃にピーター・セラーズの「ピンクパンサー2」を観て、強い印象を残しています。あのドタバタ加減。
掃除機とかでホテルの部屋をぐちゃぐちゃにしちゃって、額に飾られた高そうな絵画もビリビリ。それをごまかすのに、額に生花を差したりするギャグが忘れられない。
今回、2代目クルーゾー警部はスティーブ・マーチン。悪くないと思います。ギャクの切れも良いでしょう。アクセントの練習をするギャグは爆笑。でも、トレンチ・コートはもうひとつだなぁ。ヘンにお洒落な人だから、カッコ良くなりすぎちゃって、ピーター・セラーズの時の垢抜けなさが出てない。それなら、もうトレンチはやめて、お洒落路線でいいのにねぇ。あそこにこだわる必要は、もうないと思うのよ。
それと、ジャン・レノは完全にミスキャスト。とぼけた感じを一所懸命出してたんだろうけど、やらせた奴が悪いな。
ジャン・レノが全身タイツで踊るってのは、話題としては面白いんだけど、芸として面白くなかった。もっと老練なコメディアンを使った方が、格段に面白くなったと思うんだけどな。
ま、そういうヘンな所が気になって、もうひとつ楽しめなかった。残念。ギャグは面白かったんだけど。
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