子供はいくつから皮肉という言葉が分かるか?
今でも覚えている小学校の教科書の一節がある。小学校4年生くらいのものだ。題材はルナールの「にんじん」
今でも思うんだけど、あのハナシって、小4で読むべきものなのかね?
覚えている一節とは、その「にんじん」の一章があった後に、実例の感想文が載っていて、「ルナールは、なんて皮肉な話を書くんだろう」なんて書かれていたということだ。
おぃ、それって子供が書いている文章かよ?大体、皮肉なんて言葉を知っていて、それを使いこなしているのかよ?と、ツッコミみたくなる。事実、ワタシはその当時それを知っていて、そうツッコミを入れたくなったマセガキなんだけどね。
というよりも、当時のワタシはなんだか恥ずかしかったのよ。その文章が。「皮肉」という言葉をうまく使えるには、自分達はまだまだ若すぎるということを、分かっていた。そういう気持ちを今でもはっきりと覚えている。
でも、今の子供達がどれだけの事を考えてるかは、忘れてしまう。自分がそうであったにもかかわらず。子供にも確かに人格があり、思慮を持っていることを。
ワタシのliveにメンバーのトコの娘なんかが来るんですが、自分の曲がどう思われてるか凄く知りたくて、でも怖くて聞けないのよ。わかる?この気持ち。
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