私のいる場所―新進作家展vol.4 ゼロ年代の写真論
東京都写真美術館に行ってきました。
写真というアートは近年、印画紙という平面から脱却して、コンテンポラリーアートとしての展開を見せようとしている事実があります。新進作家達は、自分が写真を撮るという意味を自問自答した結果、そのアウトプットが印画紙にプリントされたモノに、必ずしもならないという事です。
ま、アーティストとして行き着くところはそうなんでしょうけど、写真というキーワードを使うなら、あのプリントの質感と感触を武器にしてもらいたいと思うワタシは、アタマが固いですかね?
そんな事をいっていますが、この展覧会は、コンテンポラリーに走っている作家は意外と少なくて、逆に拍子抜け。コンサバな写真表現としては、ジャン=ポール・ブロヘスがとっても良かったです。
コンテンポラリーアートとしては、セカンドプラネットがちょっと面白かった。
写真を撮る意味ということを突き詰めて、写真機と対峙したとき、一番素直に分かりやすい態度を取っているのが、「みうらじゅん」だったと思います。(「みうらじゅん」の作品は、すべてスライドショーからのもので、会場では実際にスライド放映もされていました)何でそれを撮っているか、何を伝えたいかが、タイトルと相まって明確に存在しているからねぇ、アレは。しかもあの人ならではの世界を持っているし。
今回総じて面白かったのは、各作家のコメントテキストで、どの作家のコメントも心に残るものばかりでした。作品よりもそっちの方が、ワタシは面白かったのよ。どうなっちゃっているのか。
帰りに図録を手にとってみたら、そのコメントが全て載っていて、小さくてソコソコ安かったので購入。でも展示作品全てが収録されてなかった・・・ちょっと消化不良。
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