ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 傑作写真はこうして生まれる
「「写真の学校」の教科書」という本が評判なのか、本屋さんでも、いろいろなブログさん(ワタシのよく見るところでは、ECCOさんのトコロとか)でも、よく見かける。これはそのナショナル・ジオグラフィック版。
「プロの撮り方」って言ってますが、ナショナル・ジオグラフィックのカメラマンが初心者向けに、写真の基礎・カメラの知識・撮る時の心構え等を、解説するという本です。
そんなに大きくない本ですが、ずっしり重いのは、オールカラーで発色の良い紙を使っているからでしょうね。凄いコダワリ。全ての写真が美しく、それを見ているだけでも飽きないばかりか、ひとつひとつの写真に技術的な解説もあって面白いです。
前半はカメラに関する基本知識の解説で、カメラにはどういった種類があるのかから、フィルムの選び方・被写界深度の話・構図をつくるテクニックまで。後半でプロによる撮影の秘訣とか心構えという構成で、家族を撮る時に押さえて置きたいタイミングとかから、カメラを向ける行為を攻撃的に受け取られるかもしれないので、熱帯雨林の辺境の村では、2~3日暮らした後でカメラを取り出すようにしよう、というコツまで。
「辺境の人々が興味を示すようなら、ファインダーをのぞかせてあげよう。但し熱帯の村では伝染性の眼病が多いので、ファインダーに人々が目を押し付けないように、注意しよう。」なんていうのは、やっぱり、カメラ初心者には気が付かないアドバイスですね。すごいわ。
写真界のインディー・ジョーンズといわれるマイケル・ニコルズは、「ナショナル・ジオグラフィック誌のカメラマンは真剣勝負。旅を楽しむためにこの仕事に就きたいなら、早くあきらめな」みたいなことを、アドバイスで言っている。
ま確かに、これらの写真は「命を張ってる」凄味があるわね。まぁ、写真はそれだけじゃないんだけどさ。
でも、どうも最近、日常的な、なんでもないシーンの写真が流行って、そればっかりになってきちゃっているのもどうか?と思い始めたワケですよ。で、ナショナル・グラフィックみたいな、変化球ではない、いわゆる剛速球な写真も見ておかないと、と。
この「プロの撮り方」は、シリーズになっていて、他に「旅行写真」とか「人物写真」とかあって、「旅行写真」は入手したので、面白かったら、また書こうかな。
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