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November 14, 2005

ブラザーズ・グリム

b_1024 ファンタジー物。これがヴァン・ヘルシングみたいなのを撮っている監督がやってたら、気にもしなかったろうけど、テリー・ギリアムだって言われたら、やっぱ観てみようかなぁってなります。
 森の中の描写なんて、ホーリー・グレイルの頃と、ちっとも変わってないね。
 ジョン・クリーズをして、「ギャグ映画なんだから、あんなに凝ったものにしてもらっちゃ駄目だよ!」なんて吐き捨てられた彼ですが、今にして思えば、映画監督の道への餞だったのかもしれません。

 ま、ソコソコ面白く観ました。ファンタジーというよりは、ブラック・ユーモアに近くて、クスクス笑いながら観れるんだけど、ちょっと中途半端かな。子供が見るのを前提にしているから、そうなるのか。それなら、人が人を殺すのは、止めた方がいいね。もしくは、子供客を捨てて、ブラックに死にまくるか。

 グリム童話を、フランス軍がヨーロッパを席巻していることに対する小さな反抗として、各地方のプリミティブな言い伝えを広めて、村・個人のアイデンティティーの回復を図るという解釈で、見せてるんでしょうか。
 最初、「魔法なんて無い」というような前提のもとに、物語りが始まるのですが、フランス軍が出てくるあたりで、魔法があっても良いじゃないか、、という気持ちにさせていくあたりは、面白いですね。
 出てくるキャラクターというか、人種も、ドイツ人・フランス人・イタリア人など、誇張されたお国柄が笑えました。特にイタリア人。残酷なお調子者ってのが、クスッと笑えます。

 でもまぁ、テリー・ギリアムの傑作はフィッシャー・キングかな。
 しかし、こんな映画撮れるんなら、どうしてラマンチャの男は撮れなかったのか不思議ですね。やっぱりドン・キホーテには、呪いがあるのでしょうか?

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