ピアノ・ブルース
ブルース・プロジェクトシリーズは、日本の映画館でフェスティバル形式で上映されていましたが、こいつだけは上映が許可されませんでした。
監督のクリント・イーストウッドが、「あれは、TV用に撮ったものだから、映画館での上映は、ちょっと・・」と、ゴネたといういきさつがあるそうです。
ここまで聞いて分かるように、この映像は、クリント・イーストウッドが監督した、ピアノに焦点を当てた、ブルース紹介のDVDです。
のっけからレイ・チャールズが登場しますが、彼の最後の映像だそうで、プロフェッサー・ロングヘアーとか、アーカイヴ映像で登場するのが、「おおっ」ですね。
クリント・イーストウッドがインタビュアーとして登場して、ピアノ・ブルース・マン達とピアノを前にして語らいながら、ときにアーカイヴ映像交え進行するスタイルで、確かにTV向けのドキュメントでありますが、その編集は、音楽と映像がしっかりシンクロして且つ、楽曲のつなぎが気持ちの良い編集で、内容も興味深いですが、監督としての、クリント・イーストウッドの手腕に、拍手喝さいでありました。
もうマグナムぶっぱなすだけの、無骨男のイメージは払拭ですね(とうの昔にそれはないか・・)。映画としてのドラマだけではなく、こういったドキュメントを、音楽の気持ちのよさを前面に出して、作り上げられるのは、もう、立派な巨匠と言われてもおかしくない、映画人になったと言っても、過言ではないと思います。
また、それ以上に彼は、音楽が好きだからこそ、こういった映像が撮れたのでしょう。
クリント・イーストウッドのことばかり書いてしまいましたが、ピアノのブルースもいいですよ。
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Comments
何ヶ月か前のドラムマガジンで「ブルースのドラム」という特集があって、この映画紹介されてました。
dvd出てるらしいですね。
見たいなあ。
「ドラマーの為のブルースグルーヴ」という教則dvdなら買いましたけどね。
Posted by: あだち | October 14, 2005 10:08 AM
「ドラマーの為のブルースグルーヴ」って、気になります。
見てみたいなぁ。
Posted by: BARI | October 15, 2005 06:56 PM