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August 17, 2005

水の中の光と時間(デヴィッド・デュビレ)

waterltime 自分の中のLOMOのブームにしてもそうだけど、ユルイ写真ばっかり撮っていると、なんだか写真の撮り方・感動の仕方が曖昧になってきたので、今の自分にぐっとくるものって何だろうと、色々写真集をみたりしていて、でも本棚いっぱいだし、店頭で見るだけね、なんて決めていたつもりだったのですが、この本は開いた瞬間に、もう駄目でした。ソッコー買い。自爆。どかーん、です。
 ちゃらちゃらと落書きみたいなマンガを書いていて、大友克洋の作品をいきなり見せられた感じ。ま、ジャンルが違うんだけどさ。なんたって、ナショナル ジオグラフィック物なんだからさ。そりゃそーかと。

 この作品は、デヴィッド・デュビレがナショナル ジオグラフィックに発表した海・海の生物の写真を集めたもので、彼のコメントも読み物風で、読み応えがあります。
 なんと言っても写真が素晴らしい。生物の生態とか、そんな事を説明的に撮っているんじゃない芸術性。海の中と外の境目のアングルに、ダイバーや魚達や船や雲が写っている様は、正しく、空と海と生物で地球は成り立っているんだということを、感動的に啓示しています。
 アザラシの泳ぐ写真は、さながらスーパーモデル(もう古い言葉になっちゃった?)のファッション写真に近い構図だし、珊瑚やイソギンチャクの写真は、蜷川実花(蛇足ですが、このヒトの作品をみてイリナ・イオネスコを連想するのは、ワタシだけ?)もマッツオの色合いで、なんというお洒落でロマンチックでカッコイイ写真の数々なんだろうと。

 ユルイ写真ばかりじゃなくて、たまには横綱級の直球写真も見るといいですね。
 感動の大大オススメの写真集だったです。

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