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October 10, 2004

三三七拍子(太田光)

337.jpg 元々は爆笑問題として、対談やら何やらが編集されていた本を、太田のエッセイだけを抜き出して文庫としたもの。
 元の本を手にとってみたことはないです。写真集やら、豪華本に手を出し始めてしまってから、もう本を置くところが無くなって来てしまって、手にとってみて、これは保存版だ!と思える様なもの意外の文庫より大きな本は、あまり買わないことにしたんです。たまに魔が差すけど。

 爆笑問題・太田には、KYON2のCMの後ろで踊ったりしてる頃から気になる存在で、TVに出て何か言っているその狂気には、目を奪われてしまいます。
 何かの本で対談を読んで、この人はやっぱりインテリなんだなと分かり、カート・ヴォネガット・ジュニアを手に取ったのも、実はこの人の発言からでした。
 だから、矢作俊彦の「スズキさん・・」が、「チャンピオンたちの朝食」の形体をフォーマットにしているんだと分かったのも、「スズキさん・・」を読んだ後だったんですね。

 この本を読んで分かったのは、太田の「狂気」と「なんともいえない気持ち悪さ」は、「自分が何者か分からないという、居心地悪さ」なんだろうなということでした。あとがきで、精神科医の春日氏も書いていますが、誰もが感じているはずの日常の違和感を表現するのに、彼は大変秀ているのでしょうね。

 この本はワタシにとって、「なるほど、そうか」と思うものもあれば、絶対に共感できないものもあって、こういう「可もあり不可もある」本を読んだのは久しぶりです。大抵は、凄く影響を受けるか、まったく「可も無く不可も無い」か、全く共感出来ないかに分かれるんですけどね。
 そういう意味も含めて、変な気持ちになる本でした。

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