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October 05, 2004

人体の不思議展

 先日、国際フォーラムで開催している人体の不思議展を見てきました。リンク先のページに載っている写真だけを見ても、その凄さが分かると思います。とにかく人気の展覧会だし、休みの日に行ったので、凄い混み様で、中々ゆっくり見ることは難しかったのですが、じっくりこの眼に刻み込んできましたよ。
 人体模型ではなく、本当に生きていた人の、生前からの意志に基づく献体によって、プラストミック標本となったものの展示です。キレイです。「よく出来ているなぁ」という感嘆は、模型ではなく、生命そのものに向けられるものです。でも、まず感心してしまうのは、このプラストミックという加工の凄さなんですけどね。
 生命の凄さとかに触れるというよりも、お寺に行って宗教観を感じるより美術品として仏像を愛でるみたいなノリで、人体の精巧さを感嘆しようと入ったワケですが、やはりこの標本があまりにキレイなので、本当に作り物の世界に思えてしまいましたね。それと、もの凄く思ったのは、「焼いたら旨そうだ・・」。不謹慎ですか?展示されている方々は生きていたんですからね・・。
 しかし人間の探究心も負けていないもので、身体を輪切りにするわ、縦にバラバラにしてみるわ、皮膚をひっぺがして尚且つ内臓丸出しにして、アーチェリーを引いた格好にさせてみるわ。極めつけは、右手に自分の肝臓、左手に腸を乗せて立っている標本でしたね。見ている他のお客も、「うわぁ」と言っておりました。
 標本は触ってはいけないのですが、最後に触れるコーナーがあって、さわってみました。男の人が皮膚を剥かれて、縦に真ん中から真っ二つになっている標本でした。すごく柔らかかったらオッカナかったのですが、想像どおり、硬かったです。そらそーだ、硬くないと標本として保存が難しいもん。でも内臓とか横から押したら、繋がっている他の臓器とかもグラグラ動いて、模型とは違う・・って感覚がありありでした。
 もうひとつ、脳を手に持たせてくれるというコーナーがあって(大体オトナの脳で1.4Kgだという)、これはとても人が並んでいたのと、持たせてくれる係の人と、なんという会話をしていいのか困ったので、横から見て居ただけでしたが、まるで茶会で高級な茶椀を扱い、手渡ししているような振る舞いに、少し失笑しながらも、自分でもあのように振舞うであろうと確信したのでした。やっぱり生命・人間の尊厳は重いのですよ。
 出口のところにお土産コーナーがあって、展示されていた標本のポスト・カード(なんと浅井慎平風だった・・そんなの何の前触れもなく送られたら吃驚するよ)とか、ゴム製の標本のキーホルダーなぞを売っていましたが、これまた好事家のワタシでも食指は動きませんでした。
 そんな興味本位のワタシでありましたが、医学を志す人には、とても勉強になる展示会でしょう。
 もう何年も前から色々なところで行われている展示会で、相当前に見たという友人もいたのですが、話をすると、規模が年々大きくなっているようで、数年前に見た方でも見る価値アリかも知れません。

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