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October 27, 2004

何処に望みを見出すか? ポー詩集

 色んなものを見漁っても、皆が知っていて、自分が知らないことはある。ちょっと思い巡らせばすぐ判りそうな事だったが、エドガー・アラン・ポーがアメリカ人だということに、ワタシは気が付いていなかった。なんとなく、フランス人だと思っていたのである。
 ポーが良く評価されているのは、それでもアメリカよりフランスの方で、これは、ボードレールが紹介したのが始まりだという。そういった経緯を、フランス人と間違えていたのかも知れない。

 現実の世界より、幻想世界に見出した耽美はそれでも、フランス人の描くものと、ポーの描くものでは肌触りが違う。
 これは、ちょっと覗いただけのワタシが言うのはおこがましい限りだか、ポー自身が最愛の人々を失ったことで、現実世界の明日より、幻想世界に夢を託したんじゃないか、と思われるところにあるのではないか?と思う。
 いわゆるデカダンの出発点は、欲しいものが現実世界に飽和したために、新しい欲求を幻想世界に見出しているきがする。なんだか断定的にいえないのは、本気で研究してるわけでないからなんですけど、すいません。

 なんで今更、ポーなのか?と聞かれれば、ただ目に付いたから、としか言えませんが、ちょっと前にルブランとか読んだ流れなのだろうか?自分でもよくワカラン。
 自分についていえば、今、言葉に飢えているのは事実で、曲を作るのに、なにかインスパイアされるものがないかな?と、吸収する時期に来てるんだよね。
 ポーの「大鴉」という詩は、そういうイマジネーションを沸かせるのに、よいものでした。好きですね。
 ポーの詩論も、この本に載っていて、詩とは何であるかを論じているのですが、音韻の美しさを追求したものだと断言しているのには、通じるところがありました。ワタシの言葉でいうのであれば、言葉が気持ちのよいビートを持っているか、ということですね。

 しかし、旧仮名遣いで、字体も古いのには、読みづらくて参りました。ま、そんな程度の読者です。許してください。

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