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October 01, 2004

災害は忘れた頃にやってくる

 先日のイベントの為のバンド練習を、そのイベントの当日にやってたんです。普通、こういうことってしないんだよね。本番のテンションが落ちちゃうから。どこのバンドもそうだと思うけど、、、
 まぁ、それはともかく、昼間に雑居ビルの高い階にある貸しスタジオでリハをやっていると、どこからかベルのジャンジャン鳴る音が聴こえてきて、うるせえなあと演奏を止めると、ベルの音は非常ベルでありました。スタジオはひとつの階に5つくらい小部屋があって、そのそれぞれに非常ベルが設置されているのですが、まがいもなく、それらが鳴っています。
 「どうせ誤報だろ」だのなんだの言ってましたが、ベルは凄くうるさいし、心配は心配だしで、部屋の外に出ると全ての部屋から人が出てきていて、「どうなってるの?」なんて、店の人に聞いてるのですが、店の人間も何処にどうやって確認を取って良いのか咄嗟にわからずオロオロ状態。
 音楽スタジオなんで窓なんかないのですが、非常口のドアがあって、開けると外階段。太陽の明かりが差し込みます。誰かが下に降りていって様子を見てきたところで、「煙も何にも出てないよ」
 まぁ、外階段があれば、死にはしないだろう。なんて、非常ベルが止まらない中、練習始めたりして、太いところを見せる我らでありました。
 原因は、下の階にあるライブハウスのリハでスモークをガンガンに焚いたところ、火災報知器が反応したというマヌケなオチでありましたが、その夜、バンドのベースをやってやってくれたSクンと酒を呑みながら、「いやぁ、太いこと言ってたけど、実はビビリまくっていたんだよね」なんて話すと、「「誰かが煙だ!」とか叫んだら、パニックになってたんじゃないか?少なくともオレだけは逃げようと思った」などと、同意見。実は彼、兵庫県の出身なんです。
 兵庫県でピンとこないと、駄目ですよ。彼の実家は阪神大震災で全壊。家族は全員無事だったものの、心に深い傷が残っているといいます。彼曰く、「なめてたら必ず死にますよ」。とても重いコメントです。
 でも、あの非常口のドアを開けて外が見えたら、不思議と不安が収まったよね。変にパニックにならなくてよかったね。と、我々は無事であることを感謝して、お酒を酌み交わしたのでありました。
 スタジオの方もこの件で、非常時はどうすればよいのか再確認したようですし、めでたしめでたしで良いではありませんか。ケチをつけようと思えば、ナンボでもつけられるけどね。なにもなかったんだし、有事に生かせばよいのです。
 非常事態では冷静に。そして油断のないことを!(ライブの当日に練習していることが、既にバンドとして非常事態だったんだけどね)

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