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August 02, 2004

恐るべきトイカメラ スメサンゴ

tajyu いつかも言っておりましたが、トイカメラの定義はちゃちくて安いというトコロにあると思います。で、ヤフオクで安く手に入れられたので買いました、「LOMO Smena35」通称スメサンゴ。3900円だったです。
 その素晴らしい性能(写り具合)については、色々なトコロで語られていますが、はっきり言ってこいつのウリは、「オール・プラスチックで玩具みたいにちゃちい作り」=「子供に買ってあげられるくらい安い」のに、素晴らしい写りをするところにあります。高くて写りが良いのは当たり前なワケです。同じロモのスメナシリーズでSMENA8M(通称スメハチ)というカメラが比較的入手しやすいのに対して、もう作っていないのか、このスメサンゴの在庫状況はほとんどなかった為、一時期、価格が高騰したんだよね(と言っても、1万円まではいかなかったか・・)。そういう価値のつけかたは良くないと。安いトコロに驚きがあるのだから。高いお金を出すのなら、ROLLEI35を買えばいいんです。
 まぁ、オジサンの小言はこのくらいにして、写真の出来上がり具合がとてもよろしかったので、今日は思いっきり作例入れて語りたいと思います。つうことで、続きは下のリンク・・

 同じロシア(ソビエトか?)のLOMOという会社のLC-Aと比べると、このSMENAシリーズは見た物を見たまま撮るというスタンスのカメラですね。ま、LC-Aはかなりの広角レンズですし、色に癖があるところが空前絶後なんですが。
 もうひとついえるのは、LC-Aはオート露出なのに対し、SMENA35は完全なフル・マニュアル且つ目測ピントで、シャッター・チャージも手動で行います。全手動ってことですね。
maturoad シャッター・チャージというのは、今のコンパクトカメラでは「写るんです」ですら自動です。フィルムの1コマに対してシャッターを切った後、2回目のシャッターを切れなくするだけのことなんですが、SMENA35は、レンズの横にある赤いレバーを引くことでシャッターが切れる仕組みになっており、フィルム巻上げとは連動してないんですね。普通に記念写真を撮りたい人が間違えると、心霊写真のような悲惨な目に遭いますが、こうした多重露光を意図したい人には、高い一眼レフを買ったりしなければならない昨今では、貴重な機能ですね。実はワタシもそれがやってみたくて購入したんですけど。今の便利簡単のコンパクトカメラには在りえない構造でしょう。
torisu 冒頭の写真は、その多重露光を試してみたものです。こういう感じなら、色々使えそうだな。あと左右の写真は、多重に写したそれぞれ元の光景。松の写真は逆光じゃないんだけど、夏のお昼の明るい最中なので、少しきつかったかな。これで目いっぱい絞ってシャッターもフルスピードだったんだけど、やはりカメラ性能はソコソコということでしょうか。でも、水辺の写真とか、光の具合が良いといい写りをしてますよね。

situnai 次は室内、日陰を撮ってみたものです。
 スメサンゴの絞りとシャッター速度のダイヤルは、それぞれフィルム感度と天気のマークで表されていますが、数値も打ってありますので、マニュアルに慣れている人であれば、感覚でその場の露出に合わせて設定出来ます。
kokage ワタシも露出計を使わずに、「こんな感じかな?」で撮ってみたのですが、良い感じの描写になってるじゃないですか。数万円出して買ったROLLEIに負けてない気がしますね。

 最後は派手な色のモノを撮ってみたのですが、これもいいなぁ。ピントもシャープだし。
colufl(あっ、言っておきますが、見るときは画像クリックしてポップアップした拡大画像を見てね。記事の縮小版だとボケた感じでしか見えないからさ)
 フィルムはKODAK GOLD400。もらい物が沢山あるのでバシバシ使えますが、なかなかいいですね。
 今回思ったんですが、現像を頼んだトコロも関係があるのかなと。結構、スコーンと抜けた絵にしてくれるんですよ。逆に、濃い目のヴィヴィッドな絵を得意にしてくれるスタジオもあるので、現像も侮れないんですよね。
 しかし、なにはなくとも、スメサンゴです。オモチャっぽいからってバカにしてはいけません。他の安い(といっても流石に5千円は切らないだろう・・)カメラでは、流石にもっとシラっとした写真になっちゃうと思うんですよ。こいつは写真がキッチリしている。恐るべし。
 でも、本体は安いプラスチックで、とても頼りないです。簡単にぶっ壊れてしまいそうなのは、価格に比例してるんですね。写りが良いといっても、LC-Aの様に比類なき異質なものではないので、変にプレミアがついてしまうのは、どうかと思うわけです。(最初に戻ったね)
 フル・マニュアルのカメラに興味があって、安いのを見つけたら、手に取ってみてもらいたいですね。

-LOMO SMENA35 KODAK GOLD400 (写真すべて)平塚にて-

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