« ほどよいユルさ KONA TOWN(PEPPER) | Main | 高解像度のフィルムに驚く »

July 06, 2004

切ないロマンスが命 燃えよ剣(司馬遼太郎)

moeken.jpg 今、大河ドラマ面白いですよね。新撰組ブームになっちゃってるし。
 そういうわけで、これまで読んでいなかった司馬遼太郎の「燃えよ剣」を手に取った次第です。
 取材のネタが持ちまわれるからなのかもしれませんが、司馬遼太郎は、この小説と同時代の坂本竜馬の小説と、同時期に書いていたんだってね。どっちも代表作になっているのが、凄いですね。
 司馬遼太郎で初めて読んだ「竜馬がゆく」とかも面白かったものですが、正直にエンターテイメントとしては、初期の忍者物の方が身をよじるくらい好きですねぇ、「風神の門」とか。
 さて「燃えよ剣」の話に戻りますと、何度も言っている様に、どうでも良い沢山の事実と素敵なひとつの嘘があって、良い小説となりますから、土方歳三とお雪のロマンスのくだりは切なくてよかったですね。あれがないと小説にならない。小説家として書きたい場面は、戊辰戦争で北へ北へと流れる前に、誰にも明かしていなかった女との逢瀬で夕日を見るという、ああした場面だったのではないかと思います。たしかに土方の壮絶な人生だけでも、お話として面白いんですけどね。
 大河ドラマでの土方も、なかなか魅力的ではないかと思っています。あっちでも、お雪って出て来るのかな?

|

« ほどよいユルさ KONA TOWN(PEPPER) | Main | 高解像度のフィルムに驚く »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 切ないロマンスが命 燃えよ剣(司馬遼太郎):

» ヒーロー願望は死ぬまで治らない? 司馬遼太郎 『竜馬がゆく』 [買った 読んだ 書いた! 読書ジャンキーの読本戦記]
著者: 司馬 遼太郎タイトル: 竜馬がゆく〈1〉 司馬遼太郎の作品中、もっとも人気があると思われるこの小説には、少年ジャンプ的要素が満載している。すなわち、司馬遼太郎が描くところの坂本竜馬は、北辰一刀流剣術の達人で、美人の女性たちには惚れられまくり、そして幕末の動乱の収拾を一手に引き受けた自由奔放かつ機略縦横な革命家である。おまけにいまのベンチャー起業家の走りでもある。そして若くしての劇的な死。超人的なヒーロー... [Read More]

Tracked on April 24, 2005 02:10 PM

» 燃えよ剣 | 司馬 遼太郎 [鞄の中に文庫本]
燃えよ剣 (上巻)司馬 遼太郎新潮社 1972-05売り上げランキング : 4,653おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 燃えよ剣 (下巻)司馬 遼太郎新潮社 1972-06売り上げランキング : 5,065おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools 幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。 幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキの... [Read More]

Tracked on July 31, 2005 05:41 PM

« ほどよいユルさ KONA TOWN(PEPPER) | Main | 高解像度のフィルムに驚く »