写真にハマったきっかけ
ワタシが写真にハマったきっかけは、レインマンという映画でした。ダスティン・ホフマンとトム・クルーズ出演の、ロード・ムービーの佳作ですね。
この映画の中で、ダスティン・ホフマン扮する心身障害者の兄が、旅の途中途中にフル・マニュアルのコンパクト・カメラで目に付いたものを撮っているシーンがあるんですが、トム・クルーズは「なにつまらん物を撮ってるんだろう」くらいの表情をするだけで、ストーリーの最後まで、この行動については言及されません。変わった人の理解不能な行動として、ただ描かれているだけなのかと思うと、映画のエンドロールで、この写真がストーリーの時系列で挿入されていくんです。ここで出てくる写真に、ワタシは「やられた!」のでした。
「こんなのアリなのかよ?」と言う感じで、ワタシは感動してしまいました。良い写真なんです。撮っている時には「?」なのですが、写真になってみると撮った人の意図が初めてわかったっていうか。凄いなって。
これを見てからですね。ワタシが写真を撮るのが面白くなったのは。で、やっぱり、フル・マニュアルのコンパクト・カメラほしいなぁ、となったわけです。結局、よく使っているのは、露出オートのLOMOなんですけどね。
-LOMO LC-A 江ノ島にて -
The comments to this entry are closed.
Comments
ども、初めまして。ちょくちょくお邪魔しています。
今回『RAINMAN』レイモンドのsnapの話が出ていて、思わず初カキコさせていただきます!
僕も最初、レイモンドが意外とサマになる格好で車上からsnapしたり無心にガードレールの柱を数えるシーンを見て(これ、ほんの一瞬ですよね!)単に「ああ、良いシーンだなぁ」なんて思っていたのですけれど……。
最後の最後で写真が流れていくのを観たときに胸が詰まってたまらなくなったんですよね。「あぁ、記憶が残っているんだなぁ」って。
僕もささやかながらsnapを撮っていますけれど、レイモンドのような記憶の写真を撮れれば、って時々思います。
Posted by: ぱこ(Paco) | May 14, 2004 09:31 PM
ぱこ(Paco) さん、はじめましてBARIです。
コメントありがとうございます。
同じ映画の同じシーンを語れる方がいて、
大変うれしく思います。
スナップというのは、「記憶の写真」という表現が
ワタシも心惹かれます。
でも写真って中々難しくって、「こんな風な光景だったっけ?」
なんて、自分が見えてた様に撮れていなかったりすることもあって、そういうところも面白くって、ハマってます。
ちょくちょくいらっしゃって下さっているとのこと、今後とも、
宜しくお願いいたします。
Posted by: BARI | May 15, 2004 02:35 AM